「リーサル・ウェポン」、「レッドブル」…「コンフィデンシャル/共助」最強バディムービー特集

「リーサル・ウェポン」、「レッドブル」…「コンフィデンシャル/共助」最強バディムービー特集

2月9日(金)に日本公開された「コンフィデンシャル/共助」は北のエリート刑事と南の熱血刑事が手を組み、犯罪組織を追うというストーリーで、繰り広げられるアクションも見応えのあるものだが、国境を越えて、全く正反対の二人の間に友情が芽生え、そして最強のバディになっていくというストーリーも魅力のひとつ。

そこで今回は、往年の名作バディムービー2作品と「コンフィデンシャル/共助」を比較検証しながら、ご紹介!

「コンフィデンシャル/共助」は、北のエリート刑事・チョルリョンが南の熱血刑事・ジンテと謎の犯罪組織を追いながら、ド派手なアクションが繰り広げられていくエンターテインメント作品。北と南、社会主義と民主主義の共闘、この設定を聞いて思いつくのは…そう「レッドブル」!

本作とまったく同様の設定の映画が30年前のアメリカでも公開されている。「レッドブル」の舞台は、アメリカ。そこにモスクワ警察の中でも超人的な肉体と徹底した捜査で行うイワン・ダンコーをアーノルド・シュワルツェネッガーが演じている。アメリカと当時のソ連を又にかける巨大麻薬組織のボス・ビクターを追い、シカゴに降り立ったシュワルツェネッガーがアメリカを舞台に大暴れする本作。いかにも彼らしい役柄だが、注目すべきはその背景!当時のソビエト連邦は、それまでのアメリカでも徹底して「悪」の象徴として描かれていた。しかし、「レッドブル」では撮影からソビエト連邦内にて行ったり、決して交わることのない2つの国の刑事同士が事件究明という一つの目標に向かっていくというストーリー展開にすることで見事にエンターテインメントとして仕上がっている。(2ページに続く)

2018.03.08