セヨンは、「ダンスの創作もしなければならず、他のメンバーより睡眠がたりませんでした。最初、男子メンバーが63人の時は、寝る人がひとりもいませんでした。3日間、1時間くらい眠ったか、あるいはベッドに横になっても30分を越すことはありませんでした。車で移動するときは、ほぼ気絶した状態でした(笑)。最後は、PDや脚本家さんたちが「入ってちょっと寝なさい」と言うほどでした」と当時を振り返った。
「THE UNIT」でセヨンは、必要に応じて自己主張もしながらミッションに積極的に取り組んだ。存在感がない出演者に比べて放送分量も多い方だった。しかし、時によっては放送の面白さのために様々な姿に編集され、不本意な誤解も受けた。
「悪魔の編集」についてセヨンは、「どうしても刺激的な場面がでれば、その姿を見て不快に思われることもあるでしょう。悪質な書き込みが多いのを見て『こんなこともあるんだ』と言いたかったですし、正直悩み苦しんだこともありました。放送が終わってPDも『気苦労が多かっただろう?』と尋ねてくれたりしました。実際、お互いに好きでなかったり、関係がよくないメンバーは全くいません。みんながんばろうという思いで親しく過ごしました」と答えた。
セヨンは、男子グループのユニットBの最終メンバー9人にはなれなかった。一方、親友であるBIGSTARのFeelDogは4位を記録し、UNBとしてデビューの準備をしている。セヨンとFeelDogは最後の生放送を終えて抱き合って涙を流した。
セヨンは、「生放送で脱落者と合格者の席が別に準備されました。FeelDogがデビューメンバーの席に移った後で目が合いましたが泣いていました。後で抱き合った時も涙が突然あふれました」と打ち明けた。
そして「事実、サバイバル放送では他のメンバーが下がれば自分が上がることができますが、FeelDogの合格は本当に感謝しました。僕もお祝いしながら涙を流す自分の姿が不思議でした。僕がデビューするように嬉しかったです。個人的にファイナルの生放送ステージを経験しただけでも感謝しています」とつけ加えた。(インタビュー②につづく)