今回の撮影のためにラーメン作りの修行をしたキャスト陣。「今回初めてラーメン作りを経験させていただきました。映画の中では麺の湯切りを担当していたので、ひたすら平ざるを使いこなす練習をしていましたね(笑)あの平ざるが本当に重くて、しかも簡単そうに見えてすごく難しいんです。ざるの重さ+麺が加わるので練習すればするほど腱鞘炎になるっていう今までにないぐらい手首を使った撮影期間だったと思います。でもだんだん回数を重ねるごとに様になっているような気がしてうれしかったです」と、葵わかなが修行当時を振り返った。
茉莉絵の祖父であり伝説のラーメン店の店主を演じた石橋蓮司は「私も2日ばかり練習させられました。我々の年代だとそば打ちにしろ、焼き物にしろ達人の技を求められるんです。でももう足腰痛くて達人の技を練習している暇もなくて、ラーメン作りは簡単そうに見えて麺打ちから麺の切り方、チャーシューの漬け方、湯切りまで本当に難しいんです。だから『手元だけは絶対撮るなよ』って監督をちょっと脅しました(笑)」と、打ち明けた。
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