最近の韓国時代劇はイケメンの俳優を数多く出演させる作品が増えたが、『雲が描いた月明り』もその1つだった。主役はパク・ボゴムだったが、劇中でライバルとなるユンソンを演じたジニョン(B1A4)も存在感が際立っていた。
事前にしっかり勉強!
ジニョンが『雲が描いた月明り』で扮したキム・ユンソンは、名門一族のエリート官僚という役柄だった。
朝鮮王朝の両班(ヤンバン)の御曹司というのは、かならず科挙(エリートを登用するための官僚採用試験)に合格しなければいけないので、幼い頃から儒教の素養を徹底的に仕込まれる。なぜなら、科挙の試験問題は科挙の知識を問うものばかりだからだ。
それゆえ、御曹司に扮するとなれば、何よりも知性があふれる演技をしなければならない。そうでなければ、役柄が嘘っぽくなってしまう。
その点で、ジニョンの演技は申し分がなかった。彼は「いかにも朝鮮王朝時代の御曹司」という雰囲気を自然体でかもしだしていた。
実際、ジニョンは1月21日に東京で行なった記者会見で、ユンソンという役を演じた感想をこう述べた。
「演じるにあたって事前にしっかりと勉強しました。時代劇という自分が生きたことのない時代を演じますし、昔の言葉づかいや服装に不慣れな部分もあったので多少苦労もしました」(ページ2に続く)