Q.台本が先で、キャスティングは後で知ったそうですね。相手役が決まった時に、お互いどう思いましたか?
ソンギョン:信じられませんでした。「本当に!? わぁ…こんなことってある?」という感じで。とても楽しみでしたが、心配にもなったり…。だって、もともとお互い、すごく親しかったので「どうしよう、どうしよう」とずっと思っていたんですが、いざ撮影が始まってみると、心配していたのが馬鹿らしくなるぐらいに素晴らしいパートナーでした。息も合いましたし、頼りにもなって、撮影中はすごく気持ちが楽で、幸せでした。
ジュヒョク:ソンギョンさんとは、モデル時代から雑誌の撮影でしょっちゅう顔を合わせていましたし、広告にも一緒に出る機会が多かったので、冗談で「二人とも今、役者として活動しているけど、一緒に演技をすることになったらどうなるだろうか」と話をしたことがあるんですよ。そんな話をしてから一年も経たないうちに…
ソンギョン:そうそう!
ジュヒョク:こんなふうに一緒にドラマに出ることになって、本当に不思議でした。本当に、何ていうか…、とにかくすごく不思議でしたね。全てが思う通りになるような。いざ演技を一緒にしてみると、心配することなんて一つもなく、二人ともとても上手く演じられたと思うし、自分の役に完全になりきっていましたね。
Q.スポーツ選手の役でしたが、何か役作りのための準備をしましたか?
ソンギョン:重量挙げは時間さえあれば練習しに行きましたね。前作を撮り終えて半月程度で本作がクランクインしたので、短期間で体を作るのが大変でした。その半月の間も、目が回るほど忙しかったのですが、ドラマの撮影に行く時は、夜食を食べたり…、これ、体には悪いですよね(笑)。そうやって体を大きくすることにベストを尽くして挑みました(笑)。体をどう作るか、髪型をどうするかも悩みましたが、台本を読む時間が少なく、女優として一番重要なボクジュになりきることができるかが一番の悩みでしたね。体重を増やして重量挙げの練習をするよりも、台本を読む時間がないのが何よりも不安でつらかったです。台本を読んでボクジュに会って、彼女を理解してボクジュになりたかった。笑わせようとしてする演技ではなく、ボクジュ自体が愛らしいキャラクターだったので、リアルな演技をしたかったんです。何を置いても私にとっては演技が一番大事でした。
ジュヒョク:水泳選手の役を以前も一度演じたことがあるんです。今回もスイミングセンターに通って練習しましたが、そういう意味でだいぶ楽でしたね、水泳選手という役自体は。水泳はもともと好きなスポーツでしたし、身構えることなくできました。(3ページに続く)