ハン教授とグル助手の対談形式でハングルを覚えていく企画も7回目となった。韓国旅行をしているときの言葉なら、食堂で使うものが必須であるに違いない。さて、食堂ではどんなハングルが便利だろうか。
食堂で使う言葉
ハン「街を歩いていると、やっぱり美味しいものを食べたくなるよ」
グル「韓国料理は美味しいですからね」
ハン「でも、食堂に入って何かを注文するのは結構難しいと思う」
グル「そうなんですよ。ヘタに言うと、とんでもないものが出てきますから……。明洞(ミョンドン)は、日本語のメニューがよくあるからいいですけど、他に行くと注文が大変です」
ハン「最近はメニューに写真が付いているところも多いよ」
グル「そういう店を選んで入れば無難ですね」
ハン「そして、『これ、ください』という意味の『イゴ ジュセヨ(이거 주세요)』と言えばいい。それで、食べ終わったときのお勘定なんだけども、これを韓国では『ケサン ヘ ジュセヨ(계산 해 주세요)』と言うね」
グル「はい。計算の発音は、日本語も韓国語も似ています」
ハン「日本語の『勘定』が韓国では『計算』になるわけだ。『ヘ』は『~して』という意味だね。会計するときはぜひ『ケサン へ ジュセヨ』と言おう」
グル「このとき、店の人が金額を言いますが、これが早口で聞き取れないことが多いんですよ」
ハン「そんなときは、この連載で以前習った『タシ ハンボン』とか『チョンチョニ』を使おう。それから、『ケサン ヘ ジュセヨ』とは別に『オルマエヨ?(얼마예요?)』でもいいよね」
グル「『いくらですか?』という意味ですね」
ハン「そう。この『オルマエヨ?』のほうがいいかも。それで、相手が早口で金額がわからなかったら、数字を書いてもらったほうがいい」
グル「そのときはペンで何かを書く素振りをして、『ソ ジュセヨ(써 주세요)』といえばいいですね。『ソ』は『書く』という意味になります」(2ページに続く)