「コラム」やさしく覚える初級ハングル 第5回・空港編

ハン教授とグル助手の対談形式でハングルを覚えていこうという企画も第5回目になった。今回から韓国旅行で何かを尋ねるときの言葉について説明しよう。まずは空港編だ。

 

地図をもらう

ハン教授「韓国を旅行したときに知っておいたら役立つハングルを覚えていこう」
グル助手「はい」

ハン「まず、韓国の空港に着いたら、円をウォンに交換する必要があるけど、ここではまだ日本語が通じるはずだ」

グル「そうですね。通じますね。お金を交換したら、次は空港の観光案内所で地図をもらいましょう。仁川(インチョン)空港では日本語で書いたソウルの地図がもらえますから、あると便利です」

ハン「観光案内所なら日本語が通じると思うが、日本語がわかる担当者がいないときもあるので、そういうときに備えてまずは、地図をくださいと言ってみよう」
グル「『チド ジュセヨ(지도 주세요)』ですね」

ハン「そうだね。『チド』は『地図』で、『ジュセヨ』は『ください』という意味だね。本来は『チュセヨ』だけど、前に単語があるので語頭が濁音となって『ジュセヨ』になる。よく使う言葉なので、かならず覚えよう。何でもいいから、ほしいものの単語と『ジュセヨ』をつければOKだ」

グル「そうですね」
ハン「他によく使うのが『カルチョ ジュセヨ(가르쳐 주세요)』だね」
グル「『教えてください』ですね。道を尋ねるときは絶対に欠かせない言葉です」

ハン「これはぜひ覚えてもらいたいと思う。さあ、今度は空港からリムジンバスに乗ってソウル市内に行こう。ただし、日本語でバスと発音するが、それだと韓国では通じない。韓国語では『ポス(버스)』になる。そして、前に単語があると語頭が濁音になって『ボス』になる」

グル「日本語のバスと発音が違うんですよ」
ハン「そう。次に『バスの乗り場はどこですか』と誰かに質問してみよう」
グル「それは結構難しいですよ」
ハン「なんでもチャレンジだね」(ページ2に続く)

2017.11.28