韓国で、女子中学生を妊娠させたとして性的暴行容疑で裁判に移されたタレント兼芸能事務所代表のチョ被告(48)に、最高裁は無罪を言い渡した。
最高裁は9日、児童・青少年の性保護に関する法律違反などの容疑で裁判に移されたチョ被告に無罪の判決を下した。
裁判所は「被害者がチョ被告の強要または恐怖から、チョ被告に面会し、虚偽の感情表現が含まれた書信を送ったとする被害者の陳述をそのまま信じることは難しい」と判断理由を説明した。
チョ被告は2011年8月、息子が入院していたソウルの某病院で出会ったAさんに「芸能人にしてあげる」と近づき、数回にわたり性的暴行におよんだ容疑で起訴された。
1・2審で裁判所はチョ被告の容疑を認め、それぞれ懲役12年と懲役9年を宣告したが、チョ被告は「愛し合う関係であり、レイプではない」と主張。その後、上告した。
裁判所は「被害者は、チョ被告が他の事件で収監されていた期間、『愛している』と書いた手紙を何度も送っていた」とし、「普段、スマートフォンメッセンジャーなどを通しても、頻繁に愛情表現していた」との点を根拠に、同事件をソウル高裁へ引き継いだ。
一方、市民団体は「児童・青少年性暴力被害に対する無理解と偏向的態度を見せている」とし、無罪判決を強力に反発した。
WOW!korea提供