「コラム」やさしく覚える初級ハングル 第4回・呼びかけの言葉

 

フレンドリーな雰囲気

ハン「『頑張ってください』というのは、韓国でもスポーツでよく使うのがファイティンという言葉。英語のFightingのことだね」
グル「そうですね。スポーツの試合だけでなく、最近ではファンミーティングでもよく使います」

ハン「ファイティンという言葉の他に、頑張ってください、という意味のハングルはなんだろうか」
グル「ヒム ネセヨ(힘 내세요)という言葉もよく使います。ヒムは力で、ネセヨは出してくださいという意味。それで『力を出してください』となります」

ハン「もう一度最初から整理すると、韓流スターがイベントに出てきたときは、アンニョン、パンガウォヨと挨拶する。それから途中で、チャリッソヨ、ヒム ネセヨと声をかける。別れるときは、アンニョン、チャル ガヨと言えば完璧だね」

グル「とにかく、ファンミーティングというのは、お互いが親しみを持って接する機会なので、かしこまるよりフレンドリーな雰囲気を出したほうがいいでしょう。ここで出た言葉をぜひ覚えてほしいですね」

ハン「それでは他に重要なことをまとめて紹介しよう」

 

○年上への呼び方
年下が年上に親しみを込めて呼びかけるとき、呼ぶ側と呼ばれる側の性別によって、最後につける呼称が変化します。

・呼ぶほうも呼ばれるほうも男性⇒「형님」(ヒョンニム)をつける
윤호(ユンホ) ⇒ 윤호형님(ユンホヒョンニム)

・呼ぶほうが男性、呼ばれるほうが女性⇒「누나」(ヌナ)をつける
영애(ヨンエ)   ⇒ 영애누나(ヨンエヌナ)

・呼ぶほうも呼ばれるほうも女性⇒「언니」(オンニ)をつける
예진(イェジン)  ⇒ 예진이언니(イェジニオンニ)

・呼ぶほうが女性、呼ばれるほうが男性⇒「오빠」(オッパ)をつける
용준(ヨンジュン) ⇒ 용준이오빠(ヨンジュニオッパ)
※名前にパッチムがあるときは、名前と呼称の間に「이」(イ)が入ります。その際、「パッチムのリエゾン(連音化)」が起こり、発音が変化するので注意しましょう。(ページ3に続く)

2017.11.01