夢はあるが現実は借金だけで、1800万ウォンたまったバイト料をもらうまではやめることができないバイト生のテジョンのスチールは、現代の若者の姿をそっくり描いている。
もどかしい現実の中で孤軍奮闘する若者を演じたディオのポーカーフェイスと鋭い目つきは、今まで見せたことない新しくイメージチェンジを予告して期待を一層高めている。また、手当たり次第花瓶と装飾品を掴んで争うトゥシクとテジョンの姿を通じ、各自の生存のために共存できない2人の間の緊張感はもちろん、生き残るための切迫した苦闘をそっくり感じることができる。
それだけでなく、DVD鑑賞室に新しく入ってきた朝鮮族出身のバイト生のハンウク(キム・ドンヨン)をはじめとして、1人暮らしの弟の面倒を見るトゥシクの姉(ファン・ジョンミン)、トゥシクに関心をもって接する不動産仲介人(キム・ジョンス)、テジョンにローンを解決してやる条件で麻薬を預けるタトゥー男(キム・ドユン)まで。思いもよらずトゥシクとテジョンに状況的に、心理的に圧迫を与える周辺人物の姿が写されたスチールは、彼らが見せる「7号室」の面白さを期待させる。
シン・ハギュンは「『撮影しながら今日はスリラーですね。今日はホラーなの、今日はアクションなの?』といった。いろいろなジャンルが取り入れられたて見どころのある映画ができました」として両極端のジャンルであるコメディとスリラーが共存するブラックコメディ的な面白さが期待されている。