「天安門事件を連想させる」として中国当局が俳優ソン・ガンホ主演の映画「タクシー運転手」と関連した情報とニュース、評論、書き込みなどをすべて削除する措置をとったと中国メディアが5日、報道した。
中国メディアは北京のサイバー検閲当局が4日午前、映画「タクシー運転手」と関連したインターネット上の全ての評論、書き込み、推薦文などの削除を指示したと報じた。
メディアは中国当局が「タクシー運転手(中国名:出租車司機)」の内容が1989年におきた6・4天安門事件を連想させるという理由でこのような措置をとったと伝えた。
中国で「タクシー運転手」が上映されたことはないが、中国のインターネット上では民主化デモを流血鎮圧した天安門事件と比較し、白熱した討論が繰り広げられた。
映画や新刊書籍などの感想や書評を寄稿できるサイトには3日までに3万件以上の「タクシー運転手」関連の文が掲載された。また映画の評点も10点満点で9.1点を獲得するほど高い評価を得た。
中国当局がこのような措置をとったのは来る18日の共産党19次党大会を控えて、インターネット統制をさらに強化しているためと解釈される。中国当局は共産党の党大会を控えて共産党に不利なすべてのコンテンツを遮断・削除している。
WOW!korea提供