キム・ジェジュンは過去の些細な行動の変化のため、ごろつきになったり、霊魂になったりと荒唐無稽な人物を違和感なく具現化した。毎回新しい職業に出会え、トーンの違う演技を見せ、見る人の没入度を高めた。望んでいた警察になったが、未来に閉じ込められた後は満足しない現実に挫折する姿を繊細に表現して見せ、ジーンとさせた。
ファンタジー展開の中、キム・ジェジュンのロマンス演技は圧巻だった。過去と現在、未来と限りなく変わる中でもスジンに対する気持ちだけは変わらなかった。序盤にスジンの気持ちを向かせるために奮闘していたとしたら、ストーリーが展開するにつれて彼女を心配し、理解する姿で成熟していくキャラクターを表現した。
29日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、28日に放送された最終回は1.9%を記録したという。巻き返しのない寂しい退場となった。「マンホール」はマンホールの中に落ちたが、キム・ジェジュンは救われた。今までのドラマや映画で慎重な雰囲気の人物を主に演じていたキム・ジェジュンは、新たな挑戦でも合格点で演技の幅を広げた。
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