Q.ルイとはボクシルを巡って恋のライバルになります。
ライバルになりますが、でも、チャ・ジュンウォンはルイとボクシルとの揺るぎない関係の間に無理に入れないということを悟るんですよね。ドラマでそのように演じましたが、僕も同じ状況に置かれたら、ルイとボクシルを応援して傍らで見守る、助っ人の役割をすると思います。
Q.チャ・ジュンウォンは、ルイとボクシルの仲を邪魔をする時に咳払いをします。この咳払いがジュンウォンの特徴の一つになったと思うのですが、この設定はどのように誕生したんでしょうか?
撮影中、台本通りではなくアドリブが入ったりすると、監督が「カット!」と言うタイミングが分かるような合図といいますか、このシーンは“ここで終わり”と分かるような合図が必要になってきます。表情やリアクションなどでそれを示すこともありますが、あるシーンで僕がその終わりの合図をどうしようかと考えていた時に「んんッ」と咳払いをしたんです。監督が「それ、すごく面白い! サンヒョンさん、それを活かそう!」と言うので、撮影を締める時には「んんッ」とするようになったんです。ドラマが進むにつれ、視聴者の皆さんがそれを楽しんでくれるようになりましたね。
Q.ルイとボクシルがチャ・ジュンウォンの家に入るシーンで3人のケミストリーが韓国では視聴者に大人気だったそうですね。このケミストリーはどのように作られましたか?
ナム・ジヒョンさんは、ジヒョンさんならではのボクシルというのを追求していましたし、ソ・イングクさんもルイというキャラクターを作るために本当によく考えていました。僕も今作ではどんな姿を見せられるか、そういうところから考え始めて、チャ・ジュンウォンの目つきや動作やセリフのトーンなど、たくさん考えました。だからこそ楽しく面白いキャラクターの3人が合わさって、いい味わいが出たのでしょう。(3ページに続く)