韓国で人気を博したドラマ「星から来たあなた」(原題、脚本:パク・ジウン)が盗作問題に巻き込まれたなか、制作会社がこれに対し法的対応すると22日、明らかにした。
「星から来たあなた」の制作会社HBエンターテインメントは報道資料を通じて「カン・ギョンオク作家側から提起された損害賠償請求訴訟に対し、強力な法的措置をとる」と述べた。
制作会社は「パク・ジウン作家と一緒に民事・刑事上の全ての方法を動員してこの事案に強力に対応する」とし、2003年から同作品を構想してきたことを立証することができる証拠資料や証人らすべて確保した、と説明した。
漫画「ソルヒ」の作家であるカン・ギョンオクは去る20日、ソウル中央地裁に「星から来たあなた」の制作会社と作家を相手取り、「ソルヒ」の著作権を侵害したことについてそれぞれ3億ウォン(約3000万円)ずつ総額6億ウォン(約6000万円)の損害賠償訴訟を提起した。
当時カン・ギョンオク作家の法律代理人は「漫画『ソルヒ』とドラマ『星から来たあなた』を綿密に分析した結果、これらの2つの著作物の主要登場人物やあらすじ、事件の展開過程が非常に類似していると判断した」と明かした。
しかしHBエンターテインメントはこの日「『星から来たあなた』は宇宙人男性とトップスター女性のラブストーリー」とし「ソルヒ」は「相続金をめぐる陰謀、夢に現れる前世の夫を探していくミステリー」として、2つの作品は完全に異なる展開の作品だ」と反論した。
「星から来たあなた」の盗作問題は昨年12月20日にドラマ第2話が放送された後、カン・ギョンオク作家が個人ブログを通じて「ソルヒ」と「星から来たあなた」の類似性疑惑を提起して起こった。
これに制作陣は2日後「『星から来たあなた』は『朝鮮王朝実録』の歴史的な記録をモチーフとして活用したものであり、『ソルヒ』の内容と確実に違う」と反論した。
ことし2月に放送終了した「星から来たあなら」は400年前の朝鮮に来てから現在まで生きている宇宙人が運命の女性と愛を育む物語で、チョン・ジヒョンとキム・スヒョンが主演を務め、爆発的な人気を得た。特に中国では韓流ドラマ人気が再燃し、大きな話題を呼んだ。