Wanna Oneが韓国芸能界にもたらした様々な変化

Wanna Oneを輩出した「プロデュース101」シーズン2は、4月から6月まで放映された。12週連続でコンテンツ影響力指数(CPI)で1位を維持し、最高視聴率4.4%(ニールセンコリア有料プラットフォーム集計)を記録して熱い反応を得た。Wanna Oneのメンバーが「プロデュース101」シーズン2のファイナルコンテストでそれぞれ記録した得票数を合わせると1105万9469票に達した。練習生の時からの認知度と話題性、ファン層の規模が既成の芸能人に匹敵するほどだった。そのためWanna Oneのスタートラインは、過去の新人アイドルとは異なっていたのも当然だ。

ファンの性質も既存のアイドルファンと全く違う。Wanna Oneのファンクラブ「Wannable」は、大半が「プロデュース101」シーズン2の国民プロデューサー出身だ。Wanna Oneをデビューさせた一番の貢献者という意味だ。Wanna Oneのデビュータイトル曲やリアリティープログラムの構成もファンの投票で決定した。ファンはWanna Oneを「私が作るグループ」だと認識している。したがってWanna Oneの活動を盲目的には支持しない。指摘すべき事は所属事務所に積極的に意見を出して、時にはこれを公論化するためにプレスリリースを作成して報道機関に配布したりする。

ある芸能企画社の通信チームの関係者は「所属事務所に直接フィードバックを送るファンは以前からあったが、文字通りわずか一部だった。『プロデュース101』とWanna Oneを通じてその一部が『ファンの文化』へと発展している。アイドルのファンが持つ影響力が拡大される機会となるだろう」と説明した。(3ページに続く)

2017.09.16