「コラム」「韓流スターと兵役」第2回/入門講座

 

兵役の延期

徴兵検査で兵役等級が明確になると、現役兵になる1級から3級までの人は、すみやかに入隊する必要があります。ただし、それを延期できる理由があります。

たとえば、災害にあったりとか。特に、一番大きな延期理由は学業です。

韓国では大学進学率が80%を超えているので、高校を卒業したら大体は大学に入ります。彼らは1年間か2年間在学してから入隊するのが一般的です。

つまり、2年間休学して兵役をすませ、2年生か3年生に復学します。

結局、韓国の大学生は、卒業するときは24歳か25歳になっています。

芸能人の場合を見てみましょう。

兵役を終えてから芸能人になった人もいます。この場合は兵役で悩む必要がまったくないわけです。

逆にまだ兵役に行っていない芸能人は、大学か大学院に行っているという理由で入隊を延期する例が多いです。なぜなら、芸能活動は延期の理由にならないからです。

それでも、「今、大事な仕事をしているので延期したい」と申請を出します。しかし、韓国の兵務庁が権限をすべて持っているのです。兵務庁が許可を出さなければ、芸能人と

いえども、すぐに入隊しなければいけません。

イ・ジュンギの場合がそうでした。彼は次の大事な作品が決まっていたのですが、兵務庁から延期の許可が出なかったので、新しい作品をキャンセルして軍隊に行きました。学業なら認められますが、韓流スターの場合は、事情によって延期が認められないこともあります。(ページ3に続く)

2017.09.12