ドラマに出る国民性の違い
ロコレ「日本のドラマについては全体的にどういう印象を持ちますか?」
記者「韓国ドラマに比べると、日本のドラマはスタイリッシュなのですが、感情移入しづらいですね。かつては日本のドラマにあれほど影響されたのに、今では物足りないと感じる人が多いようです」
ロコレ「どこが物足りないのでしょうか」
記者「日本のドラマは、よく磨いた宝石のようにきめ細かく作られていると思うのですが、感情が抑制的ですよね。喜怒哀楽が激しく、俳優の感情が溢れ出る韓国ドラマとは、ちょっと違うというか……。日本のドラマはスタイリッシュであるがゆえに、情が移らないところがあります」
ロコレ「やはり国民性の違いですかね」
記者「ただ、ドラマ制作という点では、韓国も日本に学ばなければならないところがたくさんあります。日本の制作者が韓国ドラマの撮影現場を見たらビックリすると思いますよ。日本では放送日時のかなり前から撮影を開始し、しっかりスケジュールも組んで制作されるそうですが、韓国ではいつもギリギリ。早朝に撮影を終えて昼に編集し、夜にオンエアというのもザラなんです」
ロコレ「ドラマ制作の現場にもお国柄が出ていますね。お互いに切磋琢磨して面白いドラマをたくさん作ってほしいですね」
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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