かならず恋愛が描かれる
ロコレ「最近はどうなのですか?」
記者「韓国ドラマもここ10年ほどで変わってきました。韓国的な情緒が盛り込まれた恋愛ドラマのほうが圧倒的に人気があります」
ロコレ「なぜそうなったのですか?」
記者「韓国の国民性とも関係がありますね。時代が変わり、物事や社会が豊かになっても、やっぱり韓国人の心の底には『恨』の感情が息づいているのです。その『恨』の感情がもっとも揺さぶられるのが恋愛ドラマなんですよ。結局、韓国の人たちは哀惜の念が強くて余韻が残るドラマが好きなんですよ。しかも、韓国のドラマはそれを実にうまく効果的に描くわけです」
ロコレ「そこに視聴者は感情移入していくのですね」
記者「女性なら、誰もが燃えるような恋をしたいと思うものですからね」
ロコレ「ただし、韓国ドラマはなんでも恋愛に結び付けすぎるのではないですか。医療ドラマでも警察ドラマでもメインのテーマは恋愛(笑)」
記者「その通りですね。韓国ドラマは恋愛にこだわりすぎるようで、統計によると、恋愛がからまないドラマの数は限りなくゼロに近いそうですよ」
ロコレ「間違いなくゼロですね(笑)」(ページ3に続く)