「イベントレポ」新宿ピカデリー9周年記念 『息もできない』特別上映/第三夜 「イクチュンと洋次郎は表現者として似ている」 ヤン・イクチュン×野田洋次郎×松永監督が大いに語る!

MC:これだけ皆さん仲が良いと、この3人で何か作ろうなんて話になったりしませんか?
松永監督:
すごい魅力的な二人ですし、一緒にやりたいですよね。この二人が一緒に芝居したら、どういう化学反応が起こるかみてみたいですね。
野田さん:
そうですよね、だからいきなり菅田将暉にやられてビックリしましたよ、(僕は)いきなり飛ばされていったなぁと!(笑)
ヤン監督:
もし野田さんと一緒にできたら、私がミュージシャンの役をやりますので、野田さんは「ゴロツキ」の役はいかがでしょう?(会場大爆笑)
野田さん:
僕もできたら自分とは違う役柄がいいですよね、そして自分の中にある何かを表現したいなというのはありますね。『トイレのピエタ』では売れない画家で、この前のドラマでは売れない小説家の役だったので、売れないシリーズ制覇していくのかなぁ(笑)ですのでゴロツキ役とかいいですね

最後に、3人の近況として、「“THE YELLOW MONKEY”のドキュメンタリー映画が11月に公開になります」(松永監督)、「10月にライブDVDが発売されます。主題歌をやった『東京喰種 トーキョーグール』(公開中)、『ナラタージュ』(10/7公開)があります」(野田さん)、そしてヤン・イクチュンから「『あゝ、荒野』が10月に公開されます。他には出演した『春の夢』が日本で公開中で、声優として参加した『我は神なり』という韓国のアニメーションも公開されます。韓国に戻ったらドラマの撮影がありますが、まずは(日本語で)『あゝ、荒野』ぜひごらんください!」と元気よくアピール。

そして、「この上映トークイベントに来てくださったゲストの皆さんに感謝しています。『息もできない』はシナリオを書いたのが11年前、久しぶりにこの作品と向き合うのは大変なことで(笑)言うなれば別れた彼女に会うような感じで、でも素晴らしいゲストの皆さんと観客とお会いすることができてうれしかったです。でもゲストの皆さん、全員私より身長が10cmくらい高い方ばかりで!そんな方ばかり呼んでくれてありがとうございました!」と最後はユーモアたっぷりの挨拶で、3夜にわたって実施された上映トークイベントを振り返り、第三夜もヤン・イクチュン、野田洋次郎さん、松永大司監督の仲の良さと互いへのリスペクトが終始感じられ、和気あいあいとした雰囲気の中イベントが終了しました。


◆日時:8月10日(木)◆会場:新宿ピカデリー スクリーン1
◆登壇者:ヤン・イクチュン、野田洋次郎(RADWIMPS)、松永大司(映画監督) ※敬称略

【『息もできない』STORY】
偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。でも、そこから運命が動き始めた…。「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる取り立て屋の男サンフンと、傷ついた心を隠した勝気な女子高生ヨニ。歳は離れているものの、互いに理由なく惹かれあった。ある日、漢江の岸辺で、心を傷だらけにした二人の魂は結びつく。それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。しかし、彼らの思いをよそに運命の歯車が軋みをたてて動き始める…。
監督・脚本:ヤン・イクチュン/編集:イ・ヨンジュン、ヤン・イクチュン/撮影:ユン・チョンホ/美術:ホン・ジ/録音:ヤン・ヒョンチョル/製作:ヤン・イクチュン/音楽:インビジブル・フィッシュ 出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ、イ・ファン 提供:スターサンズ/配給:ビターズ・エンド、スターサンズ  R-15+/DCP

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HP情報『息もできない』特設ページ http://kouya-film.jp/event/
新宿ピカデリー http://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/

新宿ピカデリーにて8/7、8/8、8/10<三夜>限定上映

2017.08.12