「コラム」梨花女子大の権威失墜/今の韓国を考える6

 

卒業生も嘆いている

梨花女子大の学生には清楚なイメージがありました。最近は以前ほどではないですが、1990年代までは上流階級の見合いを専門に受け持つ人は梨花女子大の卒業名簿を最優先しました。
さらに、梨花女子大はフェミニズムの総本山と言える存在です。
昔からフェミニズムの学風が強く、女性学関係の講座のクオリティーがとても高いという評価が定着しています。

これほどの梨花女子大なのですが、崔順実(チェ・スンシル)の娘が不正入学をした事実が明るみになり、学長が逮捕されました。
卒業生は各界で指導的な立場にいる女性が多いのですが、さぞかし嘆いていることでしょう。
どれほどの権威を持っていても、失墜するときは、まさに一瞬なのです。

文=朴 敏祐(パク・ミヌ)

コラム提供:ロコレ
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2017.07.31