デビュー以来、最も破格的な演技的な変身を披露するキム・ジェジュンは、劇中で生まれつきの突拍子もなくて一風かわった存在感の無職のボンピル役を引き受けた。どこにでもあるごくありふれたマンホールで過去と現在を行き来するという時間旅行者というキャラクターだ。それなりに精一杯生きながら時代のニーズとはピントが少しずれているあわれな青春。熱烈に28年間片思い中の女友達スジン(ユイ)が結婚するという青天の霹靂のようなニュースに落胆していたボンピルは、不思議なマンホールに落ちてとんでもない時間旅行を始める。どこに飛んでいくかわからないボンピルの時間旅行は些細な行動ひとつに現実を全く違った新しい世界に変えてしまう想像を絶するようなバタフライ効果を起こしてしまう。歪んでしまった現在ももとに戻さなければならず、スジンの心も取り戻さなければならないボンピルの命がけの時間旅行が、時には大爆笑を、時には激しい感動と共感をプレゼントする予定だ。
公開された写真の中のキム・ジェジュンは頭からつま先まで無職のボンピルに完全になり切った姿だ。ビーチに座ってサングラスを軽く下げてどこかを見つめるような不満に満ちたキム・ジェジュンの姿が笑いを誘発する。軽く引っ掛けたようなスリッパとラフなTシャツが最高の失業者の存在感をアピールする。足を精一杯広げた堂々としたコミックポーズは、ボンピルの風変わりな4次元的な魅力を表現して笑いを誘発させ演技の変身に期待させる。特に、仔犬のような明るい笑顔で誰かをやさしく見つめるキム・ジェジュンの姿に暖かいボンピルの意外な魅力がそのまま伝えられていっそう期待を高めている。(3ページに続く)