閉塞感が広がっている
オンラインでの表現は時間と場所を問わずに可能です。しかも、相手を見なくてもできるという点で即興的に使えます。頻繁に自分の感情と意見を表現してきた今の若者は優れた自己表現力を身につけることができたのです。
そんな表現力を魅力的に発揮しているのが、現在のK-POPの人気グループたちだといえるでしょう。
また、大勢の対象に同時に伝達することが可能なオンラインの特徴は、若者の自己誇示欲を刺激しました。「人に自分を見せたい」という願望は「人より見た目が優れたい」「優れた見た目の人が羨ましい」という方向にも発達して、若者を容姿至上主義に走らせたのです。
ただし、自己を発散することはできても対面で意見を交換することが不慣れな一部の若者は、コミュニケーション能力が落ちて自己中心になりすぎる傾向があります。その結果、人を傷つけてしまうようです。
中には、自分の問題を1人で抱えようとして耐えきれなくなり、自殺などの極端な方法を選んでしまう場合も増えました。
経済格差の問題が深刻になり、これからの韓国を担う若者たちに閉塞感が広がっているのは事実です。既存の世代が、若者たちの未来のために新しい道を示してあげる必要があるでしょう。
文=朴 敏祐(パク・ミヌ)
コラム提供:ロコレ
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