フェスセットのハイライトステージには、ソロで昨年SUMMER SONICにも出演するなどフェス常連のジコが登場。ムードのあるバラード『I am you, you are me』から始まったジコのステージだが、バラードの優しいメロディが止むと一転。ジコのラップの技術の高さと、高速ラップが存分に味わえるハードなHIP HOP『亀甲船+Okey Dokey』、そして大人気楽曲の『言ってよYes Or No』へ。広い会場にはまるで小さなクラブではと錯覚するよう臨場感があふれ、ラップのかけあいによる一体感で会場はさらにヒートアップ。さすがフェス出演の多いジコ。観客をジコの世界に引き込む、カリスマ性あふれる圧巻のステージだった。
DJタイムの後の本編最後は再びBlock B全メンバーがステージに勢ぞろい。『NICE DAY(Japanese Version) +NolinA(Japanese Version) +Very Good(Japanese Version)』と、Block Bのライブでの定番曲のメドレーへ。ジコがユグォンやビボムに頭から水をかけたり、メンバーが客席に水をまく場面も見られるなど、バンドならではのアレンジもあいまって会場は熱狂の渦に。アンコールの『MOVIE'S OVER(Japanese Version)』まで、ステージを所狭しと駆け回りながら、観客と一緒に楽しもうとする彼らの姿からは、自由でパワフルで生きるパワーを感じる。
ソロ、デュエット、ユニット、グループと本当に1つのグループなのか?と思わせるほどの多彩なステージを披露し、改めてBlock Bの幅の広さと多様な魅力を見せてくれた『2017 BLOCKBUSTER IN JAPAN~Festival set~』。これからの本格的な夏の到来に向け、Block Bのライブに参加した誰もがパワーチャージできたのではないだろうか。これからのさらなる活躍にも期待したい。(5ページに続く)