「会見レポ」ポン・ジュノ監督&主演アン・ソヒョン登壇!監督の想いが語られた、映画「オクジャ/okja」記者会見開催!

Q.海外でイベントに参加する機会がありましたが、海外からオファーがきたらやってみたいですか?
アン・ソヒョン:当然です。もちろん海外の作品にも参加したいと思っています。私の演技を見て、誰か1人でも私の演技を必要だと考えてくれる監督がいらっしゃるなら、いつでも参加する準備は出来ています。オファーをいただく中で、その中にポン・ジュノ監督の作品があったら、最優先で考えたいと思います。
ポン・ジュノ監督:一生懸命準備しますね。

Q.作品の中には扱いづらいテーマが込まれているが、どのような問題意識を持っていたか。またアメリカとの合作にした意味は?
ポン・ジュノ監督:最初のアイディアは動物から来ています。巨大なブタあるいはカバが、どうしてそんなに大きいのかという意味を考えてみたとき、食品に関しても遺伝子組み換えのものはサイズが大きいが、そこには商品性の拡大やインダストリーの考えが関わっているのだと考えました。愛らしい巨大な動物の背景には、巨大な多国籍企業という存在があるという設定が、強力でドラマティックなストーリーとして引き寄せられるモチーフでした。ストーリーができていく流れで政治的な風刺や社会的メッセージが込めるようになりました。最初からアメリカで撮ろうとしていたのではなく、ストーリーの展開にそって、韓国とアメリカのロケーションが合わさっていき、そのような状況がつくられていきました。

Q.日本でやってみたいことはありますか?日本の好きな作品などはありますか?
アン・ソヒョン:私は日本の映画やアニメ、歌が大好きです。「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」なども大好きです何回も見ていますし、「君の名は。」や「崖の上のポニョ」などもよく見ています。日本で女優として撮影してみたいと思っています。他の国で、他のキャラクターを演じるという経験ができればと思います。日本の歌も好きなのですが、ボーカロイドなどが好きです。携帯にも韓国の曲はなく、日本の曲ばかりです(笑)

Q.ストリーミング作品と劇場公開のものの違いはありましたか?
ポン・ジュノ監督:ストリーミングだから変えるということはなく、今までやってきた方式でやりました。作り手の立場として言えば、公開後にテレビなどで公開された時、シーンが途切れCMが入ったり、注意書きが足された時など、とても大きな傷を受けます。その点、Netflixでは創作者の立場を尊重してくれ、完ぺきな状態でデータを保存するようにしてくれているというのが、とても良い点ではないかと思います。

作品についてはもちろん、撮影現場での様子やポン・ジュノ監督の映画に対する想い、アン・ソヒョンの素顔の一面など、多くのことが語られた記者会見となった。

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』

6月29日(木)より全世界オンラインストリーミング

<Netflix>
https://www.netflix.com

2017.06.24