「コラム」韓国の芸能界はこうなっている!「俳優はつらいよ」編

 

「先生」と呼ばれる俳優の特権

◆そのドラマに出演する俳優ですら、撮影がいつから始まるのかわからないケースが多い。事前に制作するシステムでは、1か月なら1か月、2か月なら2か月、撮影スケジュールがきちんと決まるが、韓国の場合は放送と撮影が同時進行なので、撮影日程が「その場しのぎ」になってしまう。
ある俳優の例。「この前も、撮影が終わって帰宅する途中に連絡がきました……シナリオがまた新しく出ましたので今から撮影しますから戻ってきてください、と。これでは、気が休まりません」

◆俳優の出演料は、テレビ局ごとに内部規定がある。
主演級は特別な契約を結ぶが、主演級以外だと、経歴の長い俳優であればあるほど高い出演料がもらえる。よって、「先生」と呼ばれるベテランの俳優は、ドラマ1回に1分出ても1時間出ても同じく高い出演料が出る。
それで、その「先生」の中には脚本家に「私の出番を少なくしてくれ」と言う人がいる。顔をちょっと出せば1回分の出演料がもらえるから、そのほうが楽なのだ。
しかし、シワ寄せは中堅俳優がこうむる。わかりやすく言えば、同じ出演料でコキ使われるのだ。(ページ3に続く)

2017.12.21

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