肉と一緒に野菜も食べる
2つ目。
魚、白米、インスタントラーメンといった食品はリンとカルシウムのバランスが大きくリン側に傾いていて骨に影響するが、多くの野菜や海藻はこの比率が逆になっていて、からだの中でバランスをとってくれる。
3つ目。
からだを弱々しくしてしまう酸化を防ぎ免疫力を高めてくれるのも、野菜や海藻に含まれるビタミンやミネラルなのである。
このように、欧米型の食生活の浸透で生活習慣病などが増えつつある日本でも、韓国の野菜の食べ方は大いに参考になるだろう。
なお、野菜が多いという韓国料理の中で、特によく使われるのがサンチュだ。これは、サニーレタスによく似ているが、最近はスーパーマーケットでもサンチュという表示でよく売られていて、日本でも徐々に知名度が上がってきている。
韓国では、肉を食べるときもこのサンチュがよく使われる。サンチュに肉をのせ、さらにニンニクやキムチなどを一緒に加え、それらをサンチュで包んで食べるのだ。
このように、肉を食べるときに同時に野菜類を口に運ぶことが韓国では自然に行なわれている。
その結果、肉を食べるときに必然的に野菜の消費もアップするようになっている。
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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