6日に病院に搬送された「BIGBANG」T.O.P(29)に関して、危険な状態ではないという警察のコメントに対し、病院側は反論した。病院側が説明したT.O.Pの状態は極めて深刻であり、緊迫した28時間を過ごしていたのだった。
7日、ソウル市内にある梨大木洞病院の大会議室で、会見が行われた。主治医のイ・ドクヒ教授を始め、2人の教授と広報室長が出席した。
警察側と家族の立場が対立したためだった。病院側の発表内容は、何より関心が集まった。しかし病院側は、警察と家族の立場の違いについて「単純に意識が戻ったのではない。危険な状態だった」と家族の側に立った。
警察側と病院側の意見の食い違いを項目ごとにまとめた。
<1.T.O.Pの病院到着>
警察側:正午頃、汗を流しながら目覚めなかった。病院に搬送する時も運ばれたのではなく、介助しながら行った。
病院側:2017年6月6日12時34分に到着した。到着時、患者は3人の付き添によって両手両足を支えられた状態で来院した。
<2.検査>
警察側:近隣病院の救急救命室にて血液、尿、CT検査などを受けた。検査の結果、異状はなく、名前を呼んだり軽くつねったりすると反応を見せた。
病院側:来院時、応急医学科の診察をした。患者の意識の状態は一般的な刺激には反応がなく、強い刺激にだけたまに反応する深い嗜眠、混迷の間の状態だ。瞳孔が縮小されていた。警察側が何と言ったのか知らないが、検査の結果、危険な程度だった。動脈に異常があった。気管挿管まで考えた。来た時は血液検査だけしたのではなく、追跡観察をする。その後よくなってはいないが、わずかに好転した。
<3.検査結果>
警察側:医者の話だと全て正常の数値が出た。
病院側:検査の結果、ベンゾジアゼピンが検出された。ベンゾジアゼピンは精神安定剤として多く使われる薬だ。睡眠剤とは違う薬だ。抗うつ剤として使われる薬物だ。これを大量に服用し、今のような状態になったと見ている。ただ正確に何錠飲んだら嗜眠状態になると言うのは難しい。どれくらい飲んだと言うのも難しい。服用量は患者の陳述によってのみ確認できるが、意識の状態が明確でなく、ただたくさん飲んだとだけしか推測できない。
<4.集中治療室への入院>
警察側:T.O.Pは顔が知られた有名人だ。最近、不始末もあった。周囲の人に知られると、検査や治療をきちんと受けられないと判断し、隔離が可能な集中治療室に入院することになった。
病院側:T.O.Pの意識は、明確な状態ではない。集中治療室での治療が必要だ。T.O.Pの治療は、時間がさらに必要だ。瞳孔反射が完ぺきではない。もちろん年齢によって回復状況は違う。特別な合併症がない場合は1週間以内に回復すると思う。
<5.治療中>
警察側:T.O.Pは危ない状態ではなく、薬に睡眠成分が入っているので寝ている状態だ。1~2日ほど、薬の成分が抜ければ日常生活に支障はない。
病院側:意識が明瞭ではない状態がかなり曖昧だ。今は目を開けるが、開け続けることはできない。目覚めた状態より深刻だ。一番重要なのは、精神的治療が必要だ。精神的な健康問題を治療するのが原則だ。2回試したが、患者の状態が正常でなく、まともにできなかった。
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