Q.出演することになったきっかけと決め手は?
最初に出演の話をいただいた時は、プレッシャーを感じました。初主演なので、“自分が頑張らなければ”という責任感を抱きました。でも撮影をしながら、自分が主役だということを意識せずに、いつものように一生懸命に取り組んだら不安もなくなり、楽しく撮影することができました。
初めて台本を読み、“カン・ウヒョン”というキャラクターに出会った時、そのキャラクター1つで、出演したいと思いました。もちろん、この作品には他にも魅力はたくさんありますが。ウヒョンは他人の前では気難しくて嫌なヤツに見えるかもしれませんが、心は温かい人物です。極端な二面性のある人物に見えるかもしれませんが、本当は温かい心の持ち主なんです。ただ、心に傷を負っているために自己防衛をするようになったんです。そんな人物像に惹かれて表現してみたいと思い、出演することを決めました。
Q.ドラマの見どころは?
このドラマの見どころはたくさんありますが、まずは“m2ジュニア”です。歌手を目指す若者が努力する姿や夢を追っていく姿を魅力的に描いています。また、ウヒョンとスンヨンの甘いラブストーリーも見どころです。
Q.初主演としてのプレッシャーは?
これまでは先輩俳優に囲まれて撮影していたので、今回のように同年代の仲間と共演することになり、不安を覚えました。いつもと撮影現場の雰囲気がまったく違い、同年代の俳優との共演も初めてでしたので、戸惑いや不安がありました。
でも撮影が始まってみると、とても気楽でした。すぐに親しくなり、お互いに助け合いながらとても楽しい雰囲気で撮影することが出来ました。
Q.役作りのために準備したことは?
“カン・ウヒョン”というキャラクターについて、たくさん悩みもしましたが、キャラクター分析に多くの時間を費やしました。 “カン・ウヒョン”は何でも完璧にこなしてしまうんです。僕は苦手なことがたくさんあるんですけどね(笑)。だから運動や、ボクシング、ドラム、ピアノ、歌、ダンスなど練習をしました。でも時間があまりなかったので、完璧な姿を見せられず残念でしたが、ベストを尽くしました。
Q.“カン・ウヒョン”とご自身との共通点は?
共通点ですか…。ウヒョンは心に傷を抱えていて、他人に弱みを見せまいと自分に防壁を巡らせ、他人を寄せつけようとしません。でも、人は誰でも痛みを持っていると思います。他人にそういう弱みを見せまいとする部分が似ていると思います。それと、ウヒョンは歌手としての情熱がみなぎっていますが、僕も演技への情熱を燃やしています。
Q.“カン・ウヒョン”との違いは?
ウヒョンは誰に対しても傲慢な態度で、周りの人にも嫌われ、好感を持たれていません。自分がもし心に傷を抱えていたとしても、ウヒョンのような態度はできないと思います。
Q.“カン・ウヒョン”を演じるために、兄のユチョンさんに相談したことは?
今までドラマに出演する時に、兄から演技についてのアドバイスをもらったことはありません。兄に改めて聞くまでもなく、幼い頃から兄を見て育ってきたので、自分でも気づかぬうちに多くのことを学んだと思います。なので、兄の歌手としての姿を投影していると思います。
Q.印象深いシーンやセリフは?
一番印象深いシーンは、スンヨンとジウが公園に行ったことに嫉妬して、気づかれないように着ぐるみを着てついて行きます。他のドラマではそんなコミカルなシーンがなかったので、とても楽しく撮影をしました。かぶり物のおかげで、普段と違う自分の姿を見せられましたし、顔を隠すことで強気になれました。そんなシーンが一番楽しかったですね。
Q.ボーイッシュなスンヨンに恋をするキャラクターでしたが、ユファンさんの理想のタイプは?
僕の理想のタイプはウヒョンとはかなり違います。僕は愛嬌のあるかわいいタイプの女性が好きです(笑)。
Q.共演者に対する印象や撮影時のエピソードは?
コ・ウナさんとの撮影が多かったのですが、初対面の時は僕よりキャリアのある先輩なので緊張していました。僕は口下手なんです。先輩たちに甘えるのも苦手なので、人知れず不安を感じていました。“仲良くできるだろうか。僕のほうから距離を縮めなければいけないのに”と心配をしていました。ですが、ありがたいことにコ・ウナさんは明るくて気さくな性格で、すぐに親しくなれました。ドラマの撮影中も気楽な気持ちで楽しく撮影できました。他の共演者も同じ年頃だったので、お互いに助け合いながら楽しく撮影しました。 エピソードは、毎日の撮影自体 がエピソードだったと言えます。笑いに包まれてNGが出たりしましたが、セリフを間違えてNGが出たことはほとんどなかったように思います。それだけ楽しい雰囲気の中で撮影をしました。
Q.今後、挑戦してみたい役柄は?
俳優として、いろいろな役に挑戦してみたいです。今回の“カン・ウヒョン”も、完璧な男という役柄を 演じきれたかわかりませんが、ひとつの挑戦でした。“カン・ウヒョン”という役も俳優として必ず挑戦してみたいと考えました。
Q.ユチョンさんはラップの作詞をしたことがありますが、今後、ユファンさんは音楽活動をする予定はありますか?
ウヒョンのようにステージに上がれる才能はありませ