「取材レポ」パク・ギウン皆さんに3つの言葉を贈ります。「会いたい!ありがとう!愛してる!」

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ドラマ「フルハウス TAKE2」、映画「隠密に偉大に」(原題)出演の俳優パク・ギウンが、5月8日(木)に入隊することが決まり、入隊前最後に4月29日(火)東京・日本教育会館 一ツ橋ホールにてファンミーティング「パク・ギウンのうちくる?!~Welcome♡my home!!~」を開催した。

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パク・ギウンは韓国で昨年公開され観客動員数500万人突破した映画「隠密に偉大に」など数々のヒット作に出演し実力派として注目され、日本でも人気上昇中の俳優。今回のファンミーティングは、入隊を目前とし、いつも遠くから応援してくれる日本のファンへ感謝の気持ちを伝えたい、みんなで楽しく過ごしたいという彼の気持ちを反映して行われた。

雨の予報にも関わらず大粒の雨が降ってくる様子もないファンミーティング当日。会場が暗転し、パク・ギウンは爽やかなブルーのトップスに黒のパンツ、白のスニーカーというホームパーティーというコンセプトの下にカジュアルなスタイルで「Creep」を歌いながら登場。パク・ギウンの姿を見つけるとファンは大歓声。会場は歓声と拍手で溢れ返った。そんなファンに投げキッスをし、満面の笑みで遠くのファンにも手を振って声援に応えた。曲中では「歌詞を間違えたかな?」とハングルでつぶやき、笑顔を見せた。

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曲が終わると、部屋のチャイムの音と共に、司会の藤原倫己が「ヒョン、アンニョンハセヨ」(お兄さん、こんにちは)と登場。藤原倫己とファンをパク・ギウンの家に招待するという形で行われた今回のファンミーティング。舞台のセットはもちろん、パク・ギウンの部屋。ソファーや、タンブラー等の愛用品が置いてあるテーブル、実際に撮影で使ったという日本で買った思い入れのあるシャツや韓国の消防隊員達が着ているというシャツなどが掛けられたハンガーラック。白で統一された家具たち。家具は「自分が用意したものじゃない。」「僕の家はブラックのものが多い。」「今日はキレイに準備してもらったけど、僕のスタイルではない!」と正直な答えに、ファンは大爆笑。戸棚には卒業アルバムもあり、「アルバムの中身はパク・ギウンの写真があるようなフリをしてくれとスタッフから頼まれたんだけど…。」とアルバムの中身をファンに見せ、白紙の中身を公開してしまう、またもや正直なパク・ギウンにファンは笑いを隠せない。しかし、「実は両親に頼んでまだ非公開の、子供の時の写真を用意したんだ」と胸を張って主張するが、拍手が小さくその反応を見たパク・ギウンは「藤原倫己と二人で見るよ」といじけてしまう。会場は、見たーい!!という声と大拍手で先ほどより大きな反応を見せた。その写真は普通に見ると楽しくないだろうと、○×クイズ形式でクイズをしていきながら写真を見ることに。

1枚目スクリーンに映し出された写真は幼いパク・ギウンが右手に何か持っている写真。それがお菓子なのかラーメンなのか?というクイズ。大多数のファンがお菓子だろうと予想するが、答えはラーメン。ほとんどの人が間違えてしまい、会場中がざわつき、パク・ギウンもびっくりした様子を見せた。この他にも4枚の写真が公開され、かわいい子供時代の写真を見ながら、楽しいゲームが繰り広げられた。正解者が少人数に減った所で、パク・ギウンとじゃんけんをし、最後まで残ったラッキーなファン3人が舞台上に呼ばれ、パク・ギウンから直接、愛用品がプレゼントされた。

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デビュー作は2005年の日本映画「怪談 壱『病院怪談』」であり、自分ではDVDを持っているが他の人には見せたくないというパク・ギウンだが、ファンが見たいと拍手を送ったためスクリーンで見ることに。21歳の頃の作品だが全く変わらないと藤原倫己から言われると、「そうですよね、だって僕は整形手術してませんもん。自然産です!」と語ると、ファンは大爆笑。続いて、2005年韓国で放送されみんながそのダンスを真似したというほど有名な携帯電話広告の映像が流され、首を回すダンスを再現してみせた。「この広告のおかげで、たくさんのコマーシャルに出演し、有名になりたくさん稼ぎました」とユーモアたっぷりに語り、またまたファンを笑わせた。その他にも、過去の作品をスクリーンで流し、それぞれの裏話を語った。映画「神弓」の映像では満州語のセリフを今でも覚えていると語り、スクリーンに映し出されるシーンに合わせてセリフを披露すると、「おぉ!」と会場が沸いた。その後、未公開作品である映画「新村ゾンビ漫画」(原題)の写真も公開され、初めて見る写真をファンは目に焼き付けた。映画のポスターも映し出され、自分が真ん中に写っているのは、人気が高いからだと主張するパク・ギウンに笑いと大拍手が起きた。パク・ギウンの笑いのセンスで暖まった雰囲気で歌を披露をすることに。「目を閉じても」をしっとり歌い上げた。歌い終わると、「歌が早い、歌が早い」とつぶやきながら次のステージの準備のためステージを離れた。かっこよく歌い、歌い終わると笑いを取るパク・ギウンに、ファンは、うっとりしたり、笑ったり、休む暇を与えられない。

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白いジャケットに着替えたパク・ギウンが会場後方横扉から再登場すると、ファンは一斉に振り返り、黄色い歓声が鳴り響いた。ファンとファンの間の通路をステージの方へ進み反対の通路にも行ってあげるから心配しないでと会場全体のファンへあいさつをして回った。

ステージの“パク・ギウンの部屋”に戻った所で、部屋のチャイムが。宅急便が来たという設定で、事前にファンから集められた質問が一面に張り付けられたボードが届けられた。パク・ギウンが選んだ質問は、「朝ご飯は何を食べましたか?」と言う質問。それには、「コーヒー1杯飲みました。」と答えた。続けて、パク・ギウンの代わりに藤原倫己が選んだ質問は、「何色のパンツをはいてますか?」というもの。これにパク・ギウンは「変態!」と日本語で笑うが、会場は大拍手。会場を背にして何色のパンツなのか確かめて「カーキ色だ!」と答えた。最後に通訳さんが選んだ「愛の告白をする時なんと言いますか?」という質問には、悩んだ挙句、「僕の子供を産んでくれ!」とさらりと言い、会場は拍手喝采でヒューと煽った。

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質問コーナーに続いては、2年後に除隊したパク・ギウンと一緒に開封するタイムカプセルに入れるためのファンが書いた手紙を、パク・ギウンが直接回収することに。普通ファンミーティングは前の方の席がラッキーだが、僕のファンミーティングは通路側の席がラッキーなんだよと言うと通路側のファンは大興奮。一列ずつ全てのファンに目を合わせるように「カムサハムニダ(ありがとう)」小さな子供には「アンニョーン(こんにちは)」と笑顔であいさつし、泣いてしまうファンには「ウルジマ(泣かないで)」と声をかけた。記者にも手紙をねだる一幕もあった。タイムカプセルには藤原倫己とパク・ギウンの手紙も一緒に入れられ2年後一緒に開ける事をファンと固く約束した。

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続いて、この日のために前日にパク・ギウンが準備した手紙を朗読した。

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みなさん、こんにちは。ギウンです。

いつも手紙を書くときどんな話をどういう風に始めればいいかわからないです。

だからみなさんが私に手紙を書くときどんなに悩むかが感じられて、みなさんにはとても感謝しています。

とても会いたかったです。

去年3月僕たちが初めて会ったときが昨日みたいなのに、もう1年が過ぎましたね。

あの日もソウルは雨が降っていたが今日も、春の雨が降っています。幸いにも、東京は晴ですね。

みなさんの服が濡れてしまうかと心配していたんですよ。

2月に僕の誕生日をお祝いするためにソウルに来てくださいましたね。

その時にたくさんの方にお会いできなくて、残念でした。

韓国の長い付き合いのみなさんは、家族のようです。

ここにいるみなさんも、もう本当の家族のようです。

楽しいとき思いだし、つらいとき寄り添い、会いたくなり思い出します。

これから僕たちが離れないといけない時間が近づいてきていますが、心配しないでください。

自然なことなんです。

もっと会いたくなって、もっと恋しくなるだろうけど、また会った時は、もっともっとうれしいだろう。

いつも力になってくれるみなさんありがとうございます。

これから1年9か月の間僕のこと忘れないでください。

みなさんの記憶の中に…。

そうしてくれますよね?

 

そうしてくれますよね?

 

たくさん考えて手紙を書いても

この3つの言葉が浮かびます。

 

会いたい。

ありがとう。

愛してる。

 

2014年4月28日 パク・ギウン

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手紙を読み終えると最後の曲「告白します」が流れだし、今度はファンからパク・ギウンへサプライズ。「ギウンさん。行ってらっしゃい。待ってます。」とハングルで書かれた用紙を掲げた。パク・ギウンは照明を避けるように、目を手で覆いその文字を読み会場全体を見渡した。感極まって歌えなくなると、あちこちから「ファイティン!」と声がかかった。この後に、ファンが「ギウンさん待っています。愛しています」と韓国語で声を揃えると、声に出すことで離れる実感が沸いてきたファンは涙をこらえきれず号泣。

「また会おうね。約束しましょう!笑顔を忘れずに、泣かないでくださいね」とファンを気遣った。パク・ギウンはこの日一番の大拍手に見送られて会場を後にした。

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拍手が鳴りやまず、「Baby why」を歌い再登場してアンコールに応えるパク・ギウン。ステージから客席に下り、投げキッスや、指さしのファンサービス。一人ずつに目を合わせて歌うその目は、充血して真っ赤だった。ステージに腰かけファンの手拍子に合わせ、自身も手拍子をし、ふざける姿を見せて、最後までファンを泣かせないように笑わせようという姿を見せてくれた。パク・ギウンは「愛している」という歌詞を会場のファンのために心をこめて歌い、愛してるのポーズを残して会場を去った。

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日本のファンにとって入隊前の最後のファンミーティングとなったが、たくさんの笑いと思い出をパク・ギウンと作った。2年後に会う約束が交わされたが、この約束が果たされるその日、感動の思い出がまたひとつ増えるだろう。

 

取材Korepo(KOREAREPORT INC)

写真提供:(C)MENTOR Co.,Ltd.

パク・ギウン ジャパンオフィシャルファンクラブ事務局

www.parkkiwoong.jp

2014.04.30