彼らが持つ独特な世界観
4つ目の理由は、韓国の青年の文化発信力がグループとしてうまく融合していること。防弾少年団のメンバーは自ら作詩と作曲を手掛けているが、そのクリエイティブな面が抜群のルックスから醸し出されてくるので、ファンは常に心地よい余韻の中で彼らのパフォーマンスを堪能できる。
たとえば、防弾少年団のことをもっと深く知ろうとした世界のファンが、歌詞の内容にまで踏み込むようになると、そこで展開される独特な世界観に魅了される。彼らの文化発信力は、かならず国境を越えていくのだ。
最後の5つ目の理由は、韓流人気の下地が世界に根づいていたこと。この点では、防弾少年団も先輩スターたちに大いに感謝すべきだろう。
アメリカの一部には、「防弾少年団はビートルズの上陸を思わせる」という論調もあるとか。
イギリス国内で絶大な人気を誇ったビートルズがアメリカにやってきたのは1964年のこと。すぐに凄まじい旋風を巻き起こしたが、防弾少年団がビートルズにたとえられるとは、なんと名誉なことなのか。
今後の彼らが起こす旋風を世界が注視している。とてつもないグループが韓国から出てきたものだ。
文:康 熙奉(カン ヒボン)
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