防弾少年団の賢明な歩み…ファンから愛された韓国語で歌い続ける

それならば、海外のメディアが防弾少年団に熱狂する理由は何だろうか。防弾少年団のSNSとファンクラブが結合した全世界への影響力が一番の理由だ。有名な音楽アーティストも羨む強力なファンとSNSを使っての驚くべき拡散力が人気の背景にあったというのが、所属事務所の説明だ。また、アメリカの音楽市場にはアジア係のアーティストが不在だ。これが防弾少年団がアジアを代表することができる潜在的な市場価値だった。

しかし、防弾少年団のアメリカ進出はまだ計画されていない。RAP MONSTERは、「アメリカの良い反応に本当に感謝します。本当に運が良かったです。でも、アメリカ進出のような雄大な目標よりは、僕たちがして来た音楽をそのまま続けてファンとコミュニケーションしようと思います。韓国語のラップで歌うのが僕たちをうまく表現できる手段ですし、自信もあります」と明らかにした。事実上、アメリカ進出の可能性はないと釘を打ったわけだ。

またRAP MONSTERは、「僕たちは、アメリカ進出という雄大な目標よりは韓国歌手として韓国語で歌って良い音楽でコミュニケーションすることに集中します。少しずつでも、もっと良い結果をお見せしようと思います。明日から日本ツアーが始まります。ツアーを元気でうまく終えるのが次の目標です。下半期に予想を覆すようなステージと歌で帰ってくることができるように熱心に準備します」と覚悟を明らかにした。
ファンから愛されるきっかけとなった韓国語で語りたい話と音楽をすると明らかにした。アメリカ進出をしないという名残惜しさがあっても、その歩みが長期的にはもっと賢明だと感じられるのはなぜだろうか。

2017.05.29