近年、日本国内でも評価が高まっている韓国ミュージカル。中でも韓国で2009年に初演が大ヒットし、3度もの再演を重ねた「三銃士」が今年は日本に初上陸する。
8月10日より日本で公演する本作の製作発表記者会見が、6月25日午後、都内にて開催された。 ダルタニャン役のオム・ギジュン、Jun. K(2PM)、アトス役のシン・ソンウ、アラミス役のキム・ミンジョン、ミン・ヨンギ、ポルトス役のキム・ボムレが登壇後、スケジュールの都合で登壇できなかったダルタニャン役のチャンミン(2AM)とソン・スンヒョン(FTISLAND)からはVTRでメッセージを伝えた。
VTRでチャンミン(2AM)が「他のダルタニャンと違うチャンミンだけのダルタニャンをお見せします!」と日本語で熱い意気込みを語ると、ソン・スンヒョン(FTISLAND)は「先輩方がいらっしゃる会場に参加できず申し訳ありません」と会場にいる先輩たちを気遣いながら「皆さん、楽しみにしていてください」と大事なところは日本語でしっかりアピールした。
初上陸となる本作の見どころについてオム・ギジュンは「何と言っても剣術ではないかと思います」と語ると、Jun. K(2PM)は「男の熱い友情が魅力のミュージカルです。火花散るような熱いまなざしや身のこなしをご覧いただければ、僕にホレてしまうかもしれません」とJun. Kスマイル。
キム・ミンジョンは「華やかな舞台転換も楽しんでいただけると思います。またキム・ボムレさんの素敵な声も期待してほしいです(笑)」と話した。 またそれぞれの役作りについてオム・ギジュンは「私の実際の年齢は38歳なのですが、ダルタニャンは18歳という設定です。いかにして若く見せるか、どうしたら老けて見えないかということに気をつけています」と話して笑いを誘った。
Jun. K(2PM)は「僕は初めてのミュージカルなので、ご一緒するオム・ギジュンさんから多くのことを学んでいます」と話すと、すぐにオム・ギジュンから「そしたら老けたダルタニャンになっちゃうよ」とツッこまれ爆笑の渦に。
同じくミュージカルは初挑戦となるキム・ミンジョンは「私もJun. Kくんと同じようにミュージカルは今回が初めてなので新人の気持ちで全力を尽くすのみです」と謙虚な姿勢を見せた。
シン・ソンウは「僕は特別なことはしていません。ほとんどありのままの姿を出していると思います」と男らしい一言。ミン・ヨンギは「初演時からアラミスを演じていますが、今回は歌の部分を盛り上がるように演出されています。私が演じる時はオペラ歌手としての場面になりますが、キム・ミンジョンさんが演じる時は歌手としての場面になります。アラミスは花形なので一生懸命頑張ります」と語り、キム・ボムレは「前作の『Jack the Ripper』とは180度違うコミカルな役なのですが、言葉の壁があるので少し心配しているのも事実です。しかし無理して笑わせようというよりは、内容が自然に笑えるような内容なので、心をこめて演じていれば言葉の壁は乗り越えられるかなとも思っています」と真摯に語った。
また日本の印象についてJun. K(2PM)は「僕は2PMとしてコンサートなどで何度も来日していますが、日本のファンの皆さんは本当に礼儀正しくて、公演に集中してくださるのでいつも感謝しています。それと日本はおいしい食べ物がたくさんあると思います…特に大トロが大好きです」と話すと、司会のYumiが「スタッフの皆さん、ぜひ大トロのご準備を」とJun. K(2PM)に代わってスタッフにアピールして笑いを誘った。
続けてキム・ミンジョンも「来日する度に感じるのは、街がとてもキレイだということです。それと日本の生ビールは本当においしいですね」とさりげなく好きなものをアピール。さらにキム・ボムレが韓国の観客との違いに驚いたエピソードを披露した後に「私はラーメンと牛丼が大好きです」とアピールして会見場は大爆笑になるとオム・ギジュンがすぐにマイクを握り「私はガンダムが好きです」と話し、まるでコントのような息の合った掛け合いを見せた。
公演の合間にやってみたいことについて、率先してマイクを握ったキム・ミンジョンは「以前MVの撮影で冬の札幌に訪れたことがありますが、今度は夏の札幌に行く機会があったらいいなと思っています」とうれしそうな笑顔で語った。シン・ソンウは「本当はオートバイで日本全国を回ってみたいという夢があるのですが…公演中は難しそうなので日を改めて実現させたいと思います」と目を輝かせた。
ミン・ヨンギは「今回は時間がなさそうですが、次にはぜひ子どもを連れてきて一緒にあちこち観光したいです」と語って子煩悩な一面を見せた。Jun. K(2PM)は「まずはキム・ボムレさんが好きなラーメンと牛丼を食べに行って、オム・ギジュンさんが好きなガンダムのグッズを買いに行って、キム・ミンジョンさんの好きな生ビールを飲みながら僕の好きな大トロを食べたいです。先輩方、他にお好きなものはありませんか?」と冗談交じりに話して笑いを誘うと、シン・ソンウが「Jun. Kくんは本当に礼儀正しいダルタニャンです」と割って入り大笑い。
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次のオム・ギジュンが「公演中は時間がないので、どこにも行けません」とあっさり答えると、またすぐにシン・ソンウが「この人は本当に礼儀のないダルタニャンです」とツッこみ、会見場は爆笑の渦となった。 最後に日本のファンに向けてJun. K(2PM)は「皆さん、ミュージカル『三銃士』で男らしい自分をお見せします。ぜひ注目してください。今日はお集まりいただいてありがとうございます」と日本語で丁寧に挨拶した。
シン・ソンウは「この『三銃士』は初演の時から演じていて、スタッフや共演者のみんなとはこれまでいろんな話し合いをしながら作り上げてきました。回を重ねるうちに段々劇中のキャラクターと俳優本人が一体化してきたように思います。日本の皆さんにはぜひリラックスして劇場に来ていただき“ステージ上の俳優たちと遊ぼう”という気持ちで一緒に楽しんでほしいです」と熱いアピール。
キム・ボムレは「とにかくステージと客席が一緒に楽しめる作品になっています。しかしただ楽しいだけではなくこの作品のテーマは“正義は必ず生きている”です。韓国では最近犯罪が増えてきて、段々と情が薄れてきている気がします。日本も同じかもしれません。ここで“正義とは何か”ということを一緒に考えていけたらと思います」と真摯に語った。
1時間近い会見の間、終始笑いの絶えない息の合ったチームワークの良さを見せ、8月からの公演が待ち遠しくなった。6人の誰もが口にしたように、この夏はぜひとも彼らと“一緒に楽しみたい”。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
公演日程:2013年8月10日(土)~8月24日(土)
公演会場:Bunkamuraオーチャードホール
チケット料金(消費税込):S席16,000円、A席13,000円、B席9,000円
一般発売日:2013年7月20日(土) チケット取扱い:ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス ほか
公式HP:http://musical-3jushi.com/ 特記:韓国語上演(日本語字幕あり) 未就学児入場不可、営利目的転売禁止
主催:M Musical Art/ ローソンHMVエンタテイメント/ 女性チャンネル♪LaLa TV/ Quaras
製作:M Musical Art
特別協賛:cecile