2005年ドラマ「18・29~妻が突然18歳!?」でデビューし、その後ドラマ「9回裏2アウト」「迷わないで」「千日の約束」など次々に出演し、2012年には「馬医」で初の時代劇に挑戦してMBC演技大賞で優秀賞を獲得するなど、一段と存在感を増しているイ・サンウが、6月2日東京国際フォーラムにてファンミーティングと記者会見を開催した。
グレーのジャケットに白いパンツという爽やかな格好で記者会見場に登場すると「昨年9月の大阪でのファンミーティングの時ほどではないけど…やっぱり少し緊張します」とハニカミながら答えたイ・サンウ。
「今回はたまたまスケジュールに少し余裕があるので、1日休んでから韓国に帰ることになりそうです。ぜひ動物園に行ってみたいです」と話すと司会者から「好きな動物は?」との質問に「実はちょっと変わった縁のある象です」と答え興味を誘った。
「ある日の朝、信号を待っていたら車ではなく象が通り過ぎて変だと思ったけどそのまま家に帰って着替えた後、昼間に近くのお店にご飯を食べに行ったらまた店の中に象がいて…というふうに行く所の全てに象が現れて、周辺の交通が麻痺して夜の撮影に遅れてしまったことがあるんです。
監督に怒られて理由を聞かれるんですが『象のせいで道がふさがって…』とも言えずにいたんですけど、最後はきちんと話をしたら余計に怒られてしまったんです」と笑いを誘い「後でニュースを見て知ったのですが、近くで象のパレードをしていたんですが、7頭の象が脱走してしまったようです」と理由を聞き納得。
「当時は監督にも怒られたので象が憎らしく思えたのですが、7年ぐらい前の話ですので、今はもう許してますし、むしろ愛らしく思います」と優しい笑顔で答えて記者会見は終了した。
続くファンミーティングでは、暗転と共にBilly Joelの「Honesty」を歌いながら登場。
「歌っているときは暗かったので、こんなにたくさんいらっしゃるとは思いませんでした。こんなにたくさんの方にお会いできてうれしいです。今日は一緒に楽しみましょう」と丁寧に挨拶してスタートした。
トーークコーナーでは記者会見の時に象の話で盛り上がったことが話題になり、再びファンの前で“象事件”を熱く語って、会場をイ・サンウの世界に一気に引き込んだ。 「韓国語コーナー」では、イ・サンウ自身がぜひ覚えておいてもらいたいと思う韓国語の表現をまず色紙に書いて読んでみせた。
「ムル ジュセヨ(水をください)」「マシッソヨ(おいしいです)」という2つの表現に司会者からこの表現を選んだ理由を聞かれると「韓国に来てレストランに行けば必ず使う表現だと思うので、これさえ知っていれば水だけは確実に水は飲めます」と冗談っぽく話し、笑いを誘った。すると「大事なことを忘れてた!」と言い「ペ ゴッパヨ(お腹がすいています)」を付け加え、場内は大爆笑となった。
続いてその場で抽選会が行われ、選ばれた3名がステージに上がりイ・サンウ本人に質問する「質問コーナー」。
ある1人のファンに「初の時代劇『馬医』で苦労した点は?」と聞かれ「特に大きな苦労はなかったのですが、乗馬のシーンが多く何度か落馬したので、少し大変でした」と優しい笑顔で答えた。
次の「演技でデート」のコーナーでは再び抽選で2名が選ばれ、ドラマ「神々の晩餐-シアワセのレシピ-」の中からドキドキのシーンを再現して、選ばれずに座って見ている客席のファンもメロメロにした。 皮のジャケットにジーンズというラフなスタイルに変身して登場しながらSPYAIRの「My Friend」を日本語で歌いファンの心をつかんだ後は「心のクリニック」のコーナーで選ばれたファン2名と触れ合い、続く「愛蔵品プレゼント」では実際に本人が作ったという陶磁器を5名に手渡しをしてファンとの交流を楽しんだ。
「ファンの方からいただいていたお手紙を読むばかりで、ファンの方へ手紙を書いたことはほとんどないので、うまく書けないですが…」と謙遜しつつも思いを綴ってきた手紙を披露した。
「今新しいドラマの撮影に入っていますが、これからもいろいろな作品を通していい姿をお見せできるようにしますので、見守ってください。もう2013年も半分さしかかってきましたが、今この瞬間もそしてこれからも皆さんが幸せに過ごしてもらえたらうれしいです」とファンへの熱い思いを伝えて感動させた。イ・ギチャンの「美人」を続けて歌うと、会場はさらなる感動に包まれた。
「本当に早く終わってしまいましたね。この日のために準備をしている時は緊張して、早くこの日が来たらいいのにと思っていたのですが、実際に皆さんにお会いしたら本当に時間が早く過ぎてしまうものなんですね。今日は本当にありがとうございます。皆さん幸せにお過ごしください」とファンとの別れを名残惜しそうにして幕を閉じた。
この後、握手会を通じて集まったファン全員と交流を楽しんだ。さらにファンクラブ会員とともにジャパンオフィシャルファンクラブの結成式を行なって、ファンとの絆を深めた。
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