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「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」DVD鑑賞コラムで、楽しみ方倍増!
安定した人気を誇る韓流TOPスター、アン・ジェウクの4年ぶりのドラマ出演「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」のDVD-SET1&レンタルVol.1~8を4月4日(火)にリリース、DVD-SET2&レンタルVol.9~16を5月2日(火)にリリース!
本作をより楽しむことができる鑑賞コラムが、韓国エンターテインメントライター 安部裕子さんより到着しました。
KBSで土曜と日曜の夜に放送される“週末ドラマ”といえば、ホームドラマの定番枠。全50話以上の長編でありながらも刺激的な要素は極力入れずに、家族がそろって見て楽しめるドラマを、公営放送としてプライドをかけて制作している。そして2016年の上半期、また新しい国民的ドラマが誕生した。子持ちシングルの男女が再婚するまでの紆余曲折をハートウォーミングに描いた「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」だ。主演はドラマ「星に願いを」や「グッバイ・マイ・ラブ」などでアジアにおける韓流ブームの火付け役となったアン・ジェウクと、「おいしいプロポーズ」「ライバル」で愛されたソ・ユジン。2000年代前半に青春スターの代名詞だったふたりは、現在はどちらも結婚して、それぞれ1児のパパと2児のママとなり、本作で実感こもった父性・母性あふれる演技を見せている。正直言うと、最初はタイトルから、再婚によって5人の子持ちになるカップルのドタバタ劇を想像していたが、それは見事にくつがえされた。
このドラマで、アン・ジェウクが演じる衣料ブランドのチーム長サンテは、会社では仕事ができて信頼される上司であり、家に帰れば2人の子どもの良きパパ。5年前に死別した妻の家族と同居しているが、妻の家族との仲は円満で、祖父母が子供たちの育児のサポートもしてくれる。平穏な日々を送るサンテにとって、欠けているものといえば恋愛感情だけ。時おり、亡き妻を想ってはため息をつく。そこにサンテの新しい部下として現れたのが、夫の浮気で離婚にいたった3児の子持ち女性。ソ・ユジン演じるミジョンだ。これまでの韓国ドラマにおけるシングルマザーのヒロインといえば、これといった取り柄はなく、人柄のみで男性の心をつかむシンデレラストーリーが多かったが、ミジョンはバリバリのキャリアウーマン。子どもに対して、しつけをきちんとする一方で、たっぷりと愛情を注いでいる。そんなミジョンの能力と人柄に目をかけるようになったサンテは、プライベートでも子を持つ親としての悩みを共有するようになり、次第に恋愛感情を抱くようになる。ミジョンもまた、公私にわたって気にかけてくれるサンテを頼もしいと思い、大人の恋愛は自然な形で進行してゆく。(2ページに続く)