珍島(チンド)旅客船「セウォル号」沈没から6日目、全国民の哀悼が続くなか、芸能界にも惨事の余波は続いている。
俳優ソン・スンホン、オン・ジュワンに続き、俳優チョン・イル、タレントのパク・ジェミンなどのスターの寄付が続き、コンサートやフェスティンバルの中止が21日も相次いだ。
チョン・イルは現地救助活動を支援しようと災難災害専門の救護機関である希望ブリッジ全国災害救護協会に21日午前3000万ウォン(約295万円)を寄託した。
所属事務所の関係者は「チョン・イルが所属事務所に話をせずに個人的に行ったこと」とし、「今回の惨事が発生してから支援する方法として何があるのか悩んできた」と説明。
パク・ジェミンもソウル愛の実社会福祉共同募金会にセウォル号沈没事故寄付金1000万ウォン(約100万円)を寄付した。
歌謡界はほとんどの歌手の音源発売が中断された中、公演中止が相次ぎ、事実上休業状態だ。どんな分野より素早く対策を発表したのは楽しい音楽や華やかなショーが国民的な哀悼の雰囲気に反するという考えからだ。
テ・ジナは来る27日、釜山KBSホールで行うコンサートを暫定延期しており、イ・ミジャも20日、慶州(キョンジュ)芸術の殿堂で行う予定だった公演を5月4日に延期した。
また去る18〜19日、京畿道(キョンギド)利川(イチョン)で開催する予定だったイン・スニのコンサートが5月23〜24日に延期し、グループ「2Bic」は26〜27日に予定していた2度目の単独公演を中止することにした。去る19日の「チャン・ギハと顔たち&在日ファンク」の公演も中止された。
タレントのキム・ジェドンは「トークコンサートノーブレイクシーズン」の19〜20日のグンサン公演と共に26〜27日の済州公演を無期限延期した。主催側は「深い悲しみにより、観客と一緒に作らなければならない時間が楽しさや感動で満たすことができない状況」と述べた。
お笑いグループ「カルト」も26日に全州(チョンジュ)で予定されていた公演を暫定的に延期した。
フェスティバルの延期も相次いでいる。大規模な敷地で多くの歌手が出演するイベントであるだけに延期する場合、損失が大きくなり、主催側の悩みが大きかったことがわかった。しかし、出演アーティストや観客が楽しむ雰囲気で祭りを楽しむことができないと判断し、延期決定を下した。