――チュ・ヘソン役を通して伝えたかったことはありますか?
クォン・ユル:僕はチュ・ヘソンもまた、他者に無関心な社会の中で傷ついた被害者だということを伝えたかったのですね。悪霊に取り憑かれた彼が、突然正気に返って謝るだけというのは嫌でした。ヘソンはなぜ悪霊に取り憑かれてしまったのか、他者に無関心な現代社会が彼に誤った選択をさせたのです。その部分を皆さんにお伝えしたいと思いました。一瞬の過ちが、ある人の人生にどれほど深い悲しみを残すかということを見せたかったです。
――チュ・ヘソン役では、ミステリアスで怪しい姿を見せましたが、クォン・ユルさんの実際の性格はいかがですか?
クォン・ユル:僕自身はとても楽天的で明るい性格です。常に周囲の人々と楽しく過ごしています。
――趣味はありますか? お休みの日は何をしていますか?
クォン・ユル:家の掃除をすることです。家にいるのが好きなんです。音楽を聴いたり読書したり、ゲームもします。とにかく家が好きで足湯もしますよ。
――それでは、クォン・ユルさんの今後の目標を教えてください。
クォン・ユル:今後の目標はいい作品に巡り合うことです。これは俳優としての永遠の目標です。演じる楽しみを味わえる役柄を演じたいです。うまくできるかより楽しみながら学びたいのです。現地点にとどまらず常に伸びていきたいですね。小川が流れて、いつか海になるように常に流れながらいい俳優になりたいです。それが目標です。
――目標とする俳優はいますか?
クォン・ユル:目標とする方はたくさんいて1人を選ぶのは難しいので、今一番好きな俳優を挙げますね。同じ事務所の先輩ですがチョ・ジヌンさんです。常にいろいろな顔を見せてくれる俳優です。画一的な演技にならずエネルギッシュに演じるジヌンさんを尊敬し手本にしています。
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