ヒョンビンの最新作は映画『共助』。韓国で大ヒットしていて、ヒョンビンの演技も評判がいい。これが彼の代表作になる可能性があるが、現時点では評価がまだ未知数なので、今回はドラマ『私の名前はキム・サムスン』と映画『王の涙 イ・サンの決断』を取り上げた。
恩人はキム・ソナ
ヒョンビンの出世作といえば、もちろん『私の名前はキム・サムスン』(2005年)である。
このドラマの中で、ヒョンビンが演じた財閥の御曹司が、済州島(チェジュド)の漢拏山(ハルラサン)を登るキム・サムスンを追いかけていく場面がとても印象深かった。
「実は、そのシーンを撮影する日に朝の5時まで撮影をしていました。その後、空港に行き済州島に到着すると、すぐ山に登りました。山に登る時間だけでも4時間かかり、降りてくるころには日が暮れる時間になっていました。また、その日は寒くて雨まで降っていて、セットしたヘアスタイルもボサボサになってしまいました。でも、この作品がきっかけとなって順調に活動することができました。そのような機会を作ってくれた恩人がキム・ソナさんです。私にとって彼女は先輩であり、良いお姉さんです。本当にやさしい方です」
ヒョンビンはこう語って、キム・ソナに対する感謝を強調していた。(2ページに続く)