Q. 上海とシチリアでの撮影ということで、撮影中、苦労したシーンは?また、逆にすごく楽しかったシーンを教えてください。
クマの着ぐるみを被り、シャオユウに自分が誰かを隠しダンスをするシーンを今でも記憶に残っています。最初に台本をもらった時から悲しく切ないシーンだと思っていたのですが、撮影当日、感情があふれ出てきてしまって。チョウ・ドンユイさんや他のキャストと楽しく撮影はしたものの、クマの中で何度も泣いたのを覚えています。恐らく誰も気づいていなかったと思います。特に、チョウ・ドンユイさんが目の前で泣き出すと、私もつられてしまって非常に困りました。(笑)その彼女の前でダンスをする自分の姿を想像すると、自分で言うのもなんですが本当に可愛そうですね。
現場はいつも楽しかったのですが、どうしても私と他のキャストとは国籍が違った上、私の中国語の実力が良くないので、ジェスチャーを交えながら皆少しでも近づこうと努力していました。また、現場のスタッフ全員が本当に親切で情に厚い方々ばかりでした。
Q.チョウ・ドンユイさん、イーサン・ルアンさんとのおもしろエピソードはありますか?
特にチョウ・ドンユイさんとは早く親しくならなくてはいけなかったのですが、私は英語の勉強中で、彼女も当時英語を勉強していたので、二人で一緒になっておかしなセリフをふざけて言い合ったりしていました。まるで本当の妹の様であり、友人のように感じるぐらい撮影中は常に一緒に過ごしていました。撮影が終わると、しばらくは本当に寂しさを感じるほどでした。
Q. 上海とイタリア・シチリアでの撮影でしたが、撮影の空き時間や、オフの日に観光に行かれたり、美味しいものを食べたりと、何か楽しまれましたか?
南イタリアはお忙しく日常を過ごされている皆さんに個人的にもおすすめしたいスポットです。人生の癒しの場そのもので、映画の最後の風景も映画の内容とぴったりでいつまでも記憶に残っています。
Q.ジュンギさん自身が作詞作曲したエンディング曲「For a while」ですが、どのようなメッセージが込められていますか?
この曲は一番最近のアルバムに収録されている曲なのですが、この曲を聞いた監督が映画でもぜひ使わせてほしいとリクエストをされたのです。歌詞がもたらす余韻が映画のストーリーとも相当部分で通じる部分が多いのです。皆さんも映画をご覧になって、歌詞の一つ一つを思い出していただければ、映画の感動が倍になるのではと思います。あ!歌手が私だということは少しの間、忘れてください。(笑)
■タイトル:『シチリアの恋』
■配給:ハーク
■4月22日(土)、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
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