いつのまにかデビュー13年目で、沢山の公演とステージと困難を経験することで生まれた余裕が感じられた。特に、国防の義務を無事に果して元気に帰って来て、これから最善をつくして活動するという自信が溢れていた。そして軍入隊前に涙を見せたことを恥ずかしがったり、まだ軍人の香りがすると自身を指摘したりもした。自然に軍隊の話を取り出すジェジュンのビジュアルは芸能人に生まれかわったが、内面では軍人としての姿を完全に拭い去ることはできなかったようだ。

トーク以上に輝いたのは、ジェジュンの歌とパフォーマンスだった。歌手として長い間活動してきたという豊富な公演の経験のおかげでステージも完ぺきな姿を公開してくれた。風邪をひいてコンディションが良くないと言いながらも、ソロアルバムに収録されたたくさんのロックナンバーを歌いこなして歌手として完成した姿を公開した。除隊してから3週間だとは信じられない実力だった。

ジェジュンは、除隊のあいさつをしながらも歌手でも俳優でも熱心に活動すると何度も約束を繰り返した。除隊の翌日すぐにファンサイン会を開催して、これからの活動に対する意欲を見せた。コンサートも準備にたいへんな時間をかけたことが感じられ、2017年のキム・ジェジュンの活躍がいっそう気になる。