11人のメンバー、そして会場を埋め尽くした“国民プロデューサー”までもが涙を抑えきれなかった。解散を前にした韓国ガールズグループ「I.O.I」のラストコンサートはどの現場よりも熱く胸にじーんとくるものだった。

「I.O.I」は20日、ソウル・奨忠（チャンチュン）体育館にてラストコンサート「タイプスリップ〜I.O.I」を開催した。

会場にいた関係者によると、最後のあいさつの意味が込められた新曲「ソナギ（夕立）」を歌う時にメンバー全員が大泣きし、見ていたファンも涙を流し、まさに“涙の海”だったという。

しかし公演のポイントは「別れの悲しみ」だけではない。明るい雰囲気の曲で盛り上がったり、メンバーのユニットやスペシャルなブリジット映像などで楽しんだりできるようにしていた。またファンとの語らいの時間も多く設けて最後の思い出を作った。

ラストコンサート「タイプスリップ〜I.O.I」は、22日まで続く。それ以降、メンバー全員が一堂に会することは容易ではなさそうだが、各自が元の活動の場に戻ってさらに一生懸命な姿を見せることをファンに約束した。

「I.O.I」の活動を終えた後、すでにデビューしていた4人は各グループに戻り、残りの7人は新たなプロジェクトで活動していく予定。これまで積み上げてきた認知度や経験を生かし、それぞれがどのような姿を見せてくれるのか期待が高まる。

WOW!korea提供