暴行と流産を取り巻き韓国俳優兼歌手キム・ヒョンジュン(30)と元恋人A氏の損害賠償訴訟が新たな局面を迎えた。検察がA氏に対し、出版物による名誉毀損と詐欺未遂で起訴し、民事訴訟を担当する裁判所も刑事訴訟一審裁判を見守るという立場を明らかにした。
11日午後、ソウル中央地方裁判所でA氏がキム・ヒョンジュンに対して提起した損害賠償請求訴訟の初控訴審弁論期日が開かれた。
一審に対して控訴したA氏側は一審とは異なる主張をおこなった。既存の16億ウォンに達する損害賠償金額を7億ウォン(約7000万円)に変更した。しかし、損害賠償を請求する理由は同じだ。キム・ヒョンジュンがA氏に中絶手術を促し精神的苦痛を誘発した点で、違法行為にともなう損害賠償が成立し、キム・ヒョンジュン側がメディアを通じて合意金6億ウォンを支給したと公開したことに関して、契約を破ったと主張した。
これに対してキム・ヒョンジュンの弁護人はA氏が去る6日、検察から出版物による名誉毀損と詐欺未遂容疑で起訴されたという事実を明らかにした。
裁判部もA氏の起訴事実にしたがって、損害賠償訴訟を結論付けるのを先送りすることを決定した。裁判所は「公文書を通じて刑事事件としてA氏が起訴されたという事実は確かだ」とし、「刑事裁判一審の判決が出れば、それを見る」と述べた。
これを前にキム・ヒョンジュンは去る10日、A氏と民事訴訟判決で勝訴したことを伝えた。報道資料によると裁判所は、A氏の主張を棄却し、A氏がキム・ヒョンジュンに1億ウォンを支払うよう命じた。
A氏は2014年、キム・ヒョンジュンとの子供を授かったが暴行により流産したと主張し、キム・ヒョンジュンを相手に告訴した。その後、合意金を受けて告訴を取り消したが、再び損害賠償請求訴訟を提起した。
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