ジュンスの公演でなければどこでも見ることができないステージで瞬間瞬間観客を捕らえ、自他共に認める「信じてみる公演キング」だというタイトルにふさわしく誰にも真似できないアーティストとしての真髄を再度確認させた。
年末コンサートのフィナーレ公演であった昨日の大阪公演でジュンスの魅力は如何なく披露された。ジュンスは、「エリザベート」のナンバー「最後のダンス」で、ひとりでステージを十分に満たすカリスマ性を披露し、「ドラキュラ」の「Fresh blood」と「ドリアングレイ」の「Against Nature」などミュージカルをそのまま移してきたような完成度のあるステージで観客を十分に魅了した。
そしてフルアルバムのタイトル曲を総網羅するメドレーステージをはじめとして、鍵盤楽器とギターとがジュンスの声とひとつになったアコースティックなステージが公開され最後の年末コンサートの憂愁の美を飾った。(3ページに続く)