初恋が再び私を呼んだら
2002年に韓国で放送された『冬のソナタ』。大ヒットした要因の1つがユン・ウンギョンとキム・ウニが共同執筆した脚本のすばらしさだ。
このドラマが企画された当時、ユン・ソクホ監督は冬をテーマに描きたいという基本線を持っていた。
冬にふさわしいラブストーリーを求めて、彼は様々な企画を検討した。
しかし、経験豊富な脚本家が提案してきた内容案にはあまり新鮮味がなかった。最初の脚本選びでつまづいた。
そんなときに持ち込まれたのが、ユン・ウンギョンとキム・ウニという二人の若い女性の企画案だった。
その企画案の最初のページには印象的なキャッチコピーが付いていた。
「……けれど、初恋が再び私を呼んだら、どうすればいいの?」
思わず引き込まれる言葉だった。(3ページに続く)