脚本の出来がいい
大手アパレルメーカーのオーナー家に婿入りして副社長に昇進したドンジン。社長の座は目前だったのだが、オーナー家の内紛のあおりをくらって、社長就任が帳消しになってしまった。
そこには、韓国ドラマ特有の金持ち同士の醜い主導権争いがからんでいた。
以上のような設定のもとで、ドラマはテンポよく登場人物たちの欲望や葛藤を見せていく。もちろん、様々なラブストーリーも織り込まれている。
さらに、ドラマの中では随所で笑える。出てくるキャラクターが妙に人間くさいからである。
しかも、人生の機微を情感たっぷりに描く場面も多く、気持ちよくホロリとさせてくれる。脚本が本当によくできているのだ。(ページ4に続く)