「イベントレポ」パク・ギウン、除隊後初の来日イベントで明かす「日本のファンの皆さんのおかげで上官からかわいがられました(笑)」

pgw-mドラマ「フルハウス TAKE2」、映画「シークレット・ミッション」などに出演し、端正なルックスと個性的な役柄を見事に演じる俳優パク・ギウン。2014年5月に入隊し、ことしの2月に除隊した彼が、除隊後初の来日イベントとなる「2016 パク・ギウンプレミアムイベント」を11月5日(土)、東京・品川プリンスホテルクラブeXにて開催した。

約2年半ぶりとなる来日イベントは、パク・ギウンの帰りを待っていたファンたちとの特別な時間となり、入隊中のエピソードや最近出演したドラマについてなど、幅広い内容を語った。またプレミアムイベントというタイトルだけあって、今回のイベントには豪華特典が盛りだくさん。握手、ハグ、ツーショット撮影なども行われファンには大満足の時間となった。

正面ドアが開き、ステージ中央まで歩いてきたパク・ギウンがライトで照らされると、この瞬間を待ちわびてきたファンからは大歓声が上がった。パク・ギウンはイベントの始まりとして「告白します」を披露。同曲はバラードであるが、2年半ぶりのファンとの再会がとてもうれしいという感情を表すように、終始幸せそうな笑顔を浮かべて歌った。ファンもペンライトと手拍子で応援、そんなファンにパク・ギウンは親指と人差し指でハートを作り愛情を示した。

歌が終わると「こんにちは、パク・ギウンです。見慣れたお顔もたくさん見られますね。僕を忘れず会いに来てくれてありがとうございます。今日は皆さんに初めて会うかのようにドキドキしていますが、楽しい時間を過ごしたいです」とあいさつした。ここでMCから「ファンの皆さんがギウンさんに伝えたい言葉があるんですよね? 」と促すとファンは大きくうなずき、あらかじめ練習していた「ギウンシ~! ポゴシポッソヨ~! 」(=ギウンさん、会いたかったです)という言葉をパク・ギウンに声を合わせて伝えた。パク・ギウンも笑顔で「僕も会いたかったです」と日本語で答えた。

pgw-2 トークの時間はまずファンが一番気になっていた軍入隊の話題へ。パク・ギウンは北漢山(プッカンサン)という国立公園のエリアで生活していたといい、「誰もが入れるところではなかったんです。人がいませんからそこですっぽんぽんで泳いだりもしました(笑)犬も放し飼いで飼ったり、都心では見られないような動物もたくさんいました」と話してファンを驚かせた。

主な業務は警察のサポートで、デモ隊をおさえる役割などをしていたといい「人と人ですから感情的になることもあって。時にはデモをしている方に、顔につばを吐きかけられることもありました。僕は大丈夫でしたが、大きなけがをする仲間もいました。そして残念だったことは約2年間皆さんに会うことができなったこと。とても会いたかったです」と苦しかった当時についても触れた。

さらに服務中でも日本のファンからたくさんのプレゼントをもらっていたことに触れ、「クリスマスやハロウィンにはリースや飾りを送ってくださり、許可をもらって部屋に飾っていました。日本のお菓子は後輩に人気がありましたし、指揮官は日本のコーヒーを気に入っていました。日本のファンの皆さんのプレゼントのおかげで上官に可愛がってもらえました(笑)」とエピソードを披露した。

また除隊日には日本からも多数のファンが出迎えた。「その日は韓国では旧正月の休みで、韓国の人もなかなか来るのが難しい日でした。ですので期待もしていなかったのですが、日本からもたくさんのファンの方が来てくれて本当にうれしかったです」と当時を懐かしんだ。そして軍生活を「僕は高校を卒業してからずっと役者だけをやってきましたが、それ以外の生き方をできたということは良い経験になりました」と感慨深げに振り返った。
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2016.11.17