是枝監督とソン・ガンホとのタッグはあるのか?との問いに「今一番撮ってみたい役者ですので、そんな未来が待っていたらうれしいなと思います」と是枝監督。
「韓国と日本は近い国ではありますが、文化や歴史は違います。でも映画というのは一番美しくて、大きな役割を担っていると思います。映画を通じてお互いが理解しあえたり、心がひとつになれたり、共有することができます。『弁護人』やその他の韓国映画を通して皆さんは韓国のことを知って下さって、私たちも日本映画を通じて日本を知っていくと思います。映画というものがきっかけになればうれしいです」とソン・ガンホが語ると観客からは拍手が沸き起こった。
最後は、プロデューサーのチェ・ジェウォンから「この『弁護人』の後にソン・ガンホと一緒に撮った作品が『密偵』という映画です。韓国では今年公開、日本では来年公開予定です。こちらの作品にもたくさんの応援を宜しくお願いいたします」とPRし、にっこりと笑顔のまま舞台挨拶を締めくくった。
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