ある都市の話です。
領収書のない手数料を請求されたことがありました。日本では考えられないことですが、予算の少ないなかやり繰りせざるを得なければそうするしかないのかもしれません。と申しますのは、何もそのような行為を認めているのではなく、必ずしも日本の常識が全ての基準ではないということです。
日本の一億三千万人の常識は、その十倍以上である中国の十三億四千万人相手では通用しないということです。
人は往々に自分の価値観で判断しがちですが、果たして世界でも通用するかどうか、いったん考えてみる必要があると思います。
たとえば、自国が外国に直接支配された歴史を振り返ってみると、大雑把に見ても中国は蒙古族の元に約百年、満州族の清に約二百七十年間統治されました。韓国は日本に三十六年間支配されましたが、日本は一度も異民族に支配されていません。
この差が何度もお話ししている駆け引きの差に表れている気がします。
文=権鎔大(ゴンヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大発行/駿河台出版社)
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