ファンがポストイットに書いた質問に答える時間も準備された。チ・チャンウクは、様々なスケジュールをすべてキャンセルしてファンミーティングに参加したファンの事情を公開した。そして彼は、「最近、視聴率の公約で3人の方を現場に招待しました。ある方は中国に出張中だったし、また別の方は学生なのに学校を早退していらっしゃいました。そんなことはしないで、自分のすべきことは熱心にするようにしましょうね」と親しそうに語った。ある中年の女性が「たいへんなファンで、娘を連れて来ました」と言うとチ・チャンウクは、「孝行娘ですね」と一言付け加えたりした。
こんなに近くでファンに会った気分はどうだろうか。チ・チャンウクは、「ファンのみなさんが僕を見ると、とても不思議そうにしたり喜んでくれるじゃないですか。僕は、そんな(ファンの)様子が不思議です」と言って笑わせた。
この韓国でのファンミーティングを企画するにあたって、ファンに直接会いたがったチ・チャンウク本人の意志も強く働いたという。毎日ドラマの撮影で忙しい彼は「この頃、睡眠不足でヘアやメーキャップ後に移動する車の中で、のり巻きで食事を済ませています。このごろのり巻きが本当に良くできていますね」と説明した。忙しいスケジュールを割いて韓国のファンと会ったという彼の心こそが、ファンをいっそうわき返らせたといえる。
チ・チャンウクは、ミュージカル「その日々」にも出演したため、この日のファンミーティングでも申し分のない歌唱力を公開した。ミュージカルナンバーなどをライブで熱唱して完ぺきなスター性をアピールした。
ファンミーティングは、約4時間の間進行された。ファンミーティングを終えてチ・チャンウクは、「感謝しています。僕を好きでいてくださることに心から感謝しています。ありがとうございます。心から愛しています」と心境を語った。
数万人が決められた席に座って俳優と出会うようなファンミーティングとは違っていた。ファンは、秩序を守って自由に公園を歩き回った。チ・チャンウクが、芝生に降りた時も歓声は大きくなったが、自主的に秩序を維持する姿が印象的だった。チ・チャンウクも、ファンを信じたからこそ可能な超密着型のファンミーティングではなかっただろうか。