「麗<レイ>~花萌ゆる 8 人の皇子たち~」の主役であるイ・ジュンギのインタビューを公開する。
Q. 雨ごいの儀式のシーンで視聴者の好評を博したが、どんな心構えで演技をしたのか。
A. ワン・ソの変化が一番はっきりと見えるシーンなので力を入れました。冷たい外見のせいで萎縮した少年がス(IU)の助けで傷あとというハンディキャップを乗り越えて一歩ずつ祭壇に向かう時に自信を回復していく様子をお見せしたかったです。ソが、民や皇子に重臣、皇帝と皇后の前を順に通り過ぎて行きながら徐々に高まっていく感情を演技しました。
Q. 雨ごいの儀式のシーンの最後にワン・ソが光宗に変身する様子がたいへん話題だった。
A. 反応が良くて良かったです。もちろん意外な展開であるということは分かっていましたが、こんなに劇的に表現されるとは思いませんでした。光宗(第4代高麗王)の姿でソの姿と歳月の流れを同時に表現しなければならないのでずいぶん悩みました。
Q. ヘスとの関係が独特だが、ワン・ソはヘスにどんな感情を抱いているのか。
A. スはソをまっすぐ見つめてくれた唯一の人物です。また、スといる時のソは、一番素直になることができます。守ってあげたい女性であり、またソはスから保護されるように感じたりします。スに初めて人の温みを学んだソは、自分が受けたこと以上にスを慰めて尊重するために強くなりたいと思っています。
Q. ワン・ウク役のカン・ハヌルとのコンビも視聴者から多くの関心を受けているが、おない年の皇子に対して特別な感情があるのではないか。
A. ソは、ウク(カン・ハヌル)が自身を理解していると思っていました。そんな友だとか、兄弟だと言えるようなウクが、「ここに君のものはない。すべて私の人だ」と神経質な反応を見せたときは驚いて無理にそれを隠そうとしました。ソとウクは、同じものを見ても違った考え方をするし、表現方法自体も違います。これから見ていればよく分かるはずですから期待してください。
Q. 視聴者の反応の中で一番印象深かったのは?
A. 顔の傷を見せた時に、視聴者の方々がとても怖がったらどうしようかとひそかに悩みましたが、むしろ傷が何が重要かとソに同情してくれました。そんな反応に感謝しました。なぜなら、ずいぶん前には傷だと思っていたものが、今ではなんの問題にもならないという意味ですから。重要なことは人の本質です。それを伝えることができる俳優になりたいです。
Q. 「麗<レイ>~花萌ゆる 8 人の皇子たち~」が、中華圏だけでなく北米でもたくさんの人気を集めているが、独特なケースなので本人の心境はどうか。
A. とても感謝しています。国によって文化圏が違うからか、面白く見る部分が違っています。その点がおもしろいでしょう。SNSでファンの方々が送ってくれる応援を見てもっと良い俳優にならなくてはいけないという決意をします。
Q. これからのワン・ソの視聴ポイントはなにか。
A. 一番身分の低い皇子が一番注目される皇子になって、ソを取りまく環境が完全に変わります。今までの不安定な少年の姿から、今後はもう少し頼もしくなります。羨望と嫉妬、妬みを同時に受けながら危機に落ち入ったりします。また、独特なロマンスが予定されています。様々な感情が行き交うので中心を見失わないように演技しようと努力しました。