韓国の“国民の弟”イ・スンギ 日本デビュー発表記者会見開催!

イ・スンギ イ・スンギ

韓国の“国民の弟”と呼ばれる国民的スターイ・スンギが1月30日(月)東京・恵比寿のMLB café TOKYOにて記者会見を行い3月6日(火)、日本デビューシングル『恋愛時代』で待望の日本デビューを果たすこと発表した。
会見には150名の報道陣が集まり、高倍率の中抽選で選ばれた約100名のファンが見守るなか行なわれた。彼自身が歌い大ヒットしたドラマ「僕の彼女は九尾狐(クミホ)」のテーマ曲にのって、イメージにピッタリのファッショネブルなグレーのスーツ姿で登場したイ・スンギは大歓声に迎えられ「皆さん、こんにちはイ・スンギです。今日はこんなにたくさんお集まり頂き、本当にありがとうございます。僕はこの日をとっても楽しみにしていました。今日はよろしくお願いします」と日本語で挨拶。MCから「日本語がお上手ですね」との声がけに「ここまでです!(笑)」とお茶目に答えるイ・スンギに会場から笑いが起こった。
昨年12月、日本デビューを韓国のコンサートでファンに報告、「韓国のファンの皆さんもすごく喜んでくれました」と明かし「僕自身もとても期待しています。本日は本当にたくさんの記者の方にお集まり頂きまして・・・今はワクワクしています(笑)」と期待感を表した。さらに「(歌手イ・スンギとして)日本で初めての記者会見なので、色々と悩んだ結果、形式的なものより誠意をお見せしたいと思い、皆さんにデビュー曲を聴いて頂きたいと思います」と述べ、韓国のバンドをバックにダンサーを従えて日本デビュー曲『恋愛時代』を披露、続いてカップリング曲『チングジャナ-友達だから-』をせつなく歌い上げた。

イ・スンギ

歌手ではなく26歳の青年イ・スンギ、人間イ・スンギの想いを込めて作詞したという『恋愛時代』。「実はこの曲は日本で作曲しました」と明かし、「韓国のバラエティー番組“1泊2日”の撮影で大阪に来た時にホテルで一人、“寂しい”と感じた時にできた曲です。」とデビュー曲にまつわるエピソードも紹介した。曲中のセリフの掛け合いが話題の『恋愛時代』だが、この日は韓国のドラマにも出演している水沢エレナが登場し、セリフを担当、イ・スンギは「とても綺麗な方なので緊張しました。」と少し緊張したようすながら笑顔を見せた。

話題のセリフシーンは韓国版『恋愛時代』ではドラマ「華麗なる遺産」で共演したハン・ヒョジュが、日本版では人気女優・仲里依紗が担当、年末の韓国番組では少女時代のユナが担当するなど相手役も大きな話題に。会見の途中には仲里依紗のビデオメッセージや、ドラマ「美男(イケメン)ですね」でおなじみのパク・シネが相手役を務めた15分に及ぶ日本版ミュージックドラマのメイキングシーンも初公開された。

「高校時代にサークルでバンド活動していた時に今の所属事務所の社長と縁ができました。」と17歳で歌手デビューしたきっかけを明かし、自身にとって音楽とはの問いに「まずは僕自身を成している、一番軸となるもの。そして何よりも自分自身の本質だと思っています。」と語り、「こうして日本で歌手としてデビューを飾れることを非常に嬉しく思っています。」と日本デビューの喜びを伝えた。

イ・スンギ

「日本語で話します。」と前置きし、「実は6月1日に日本の武道館でライブが出来ることになりました。全部みなさんのおかげです」とのビックなサプライズ報告に会場からは大歓声と大きな拍手に包まれた。

韓国のアーティスト史上、CDメジャーデビューから最短での日本武道館公演について、「とても光栄に思います。武道館での公演は誰もができるわけではないと聞いています。日本でデビューできるだけでも嬉しいのに、素晴らしい場所で公演できること、また皆さんとお会いできることをとても嬉しく、とても楽しみにしています。」と語り、「ファンの方はもちろん、記者の皆さんも是非見にいらしてください」と笑顔でアピールした。

さらにイ・スンギ主演でスタートする最新ドラマ「King 2 Hearts(仮)」について「僕が演じるキャラクターは今まで僕が演じてきた中でも一番悪いというか“尖がっている”役。言葉遣いもとてもぞんざいなキャラクターですが、ぜひ皆さんに楽しんで観て頂きたいと思います」と紹介した。既に日本デビューした韓国アーティストからアドバイスは?と聞かれたイ・スンギは「まだアドバイスはもらっていませんが、若い後輩たちが先にデビューして基盤を磨いてくれていると思いますので、それに乗らせてもらいたいなと思っています」と答えると会場の笑いを誘った。

俳優、歌手、MCとマルチに活躍しているイ・スンギだが、素顔に一番近い姿は「1泊2日」の姿だという。“1泊2日”は韓国の様々な場所へ出かけ、人々と交流し、時には野宿をしたり、時には食事が食べられないと、かなり苦労するバラエティー番組。会見中、ほとんど日本語で話すイ・スンギが初めて日本語に接したのは2004年だという、日本のドラマ「プライド」を観て興味を持ち、本格的に勉強を始めてから足かけ3年になると話した。

イ・スンギ

日本での活動について、「チャンスがあれば日本のラブコメにも出演したい」とし、「共演したい女優さんは、綾瀬はるかさん。歌手・イ・スンギとして共演したいアーティストは「ロックバンド“ONE OK ROCK”と久保田利伸さん。」と答えた。さらに「いつか韓国と日本のアーティストや芸能人の皆さんと一緒に番組を作り、それを日韓で同時に流せればいいと思い、そういう役割を自分が担えればいいと思います。そして日本のアーティストを韓国に紹介するといった、日本と韓国の文化の交流が図れれば嬉しいと思います」と感慨深く語った。

最後に「上手じゃないけど日本語で話します。日本にはよく来ていましたが公式的な挨拶をするのが初めてなので、すごく緊張してます。アーティストとして、俳優として、韓国の活動のように一生懸命頑張りますのでこれからも応援してください」と日本語で真摯にメッセージを伝えた。主演ドラマが高視聴率をマーク、「視聴率70%の男」という称号を持ち、ドラマのみならず人気バラエティー番組のMCでも活躍、4年連続でCMキングに輝くなど韓国で好感度NO.1アーティスト“イ・スンギ”。約1時間にわたった会見は彼の歌の魅力はもちろん、“国民の弟”として愛されるイ・スンギの人間的魅力に触れることができた貴重な機会となった。2012年、日本デビューを飾る歌手・イ・スンギの活躍に期待が高まる。

2012.02.01